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【2025年秋】東北の紅葉スポット!松島・円通院で家族と行く〜東京から2時間半の癒し旅〜

関東の定番紅葉スポットに飽きてしまった…

そんなご家族におすすめしたいのが、東北・松島の円通院です。

「東京からだと遠いのでは?」と思われがちですが、実は新幹線で約2時間半というアクセスの良さ。私自身、山形在住になってから東北各地を巡る中で、円通院の美しさには何度も心を奪われています。

この記事は、東北観光推進機構 東北PR局 山形県アンバサダーで山形県酒田市在住のフリーアナウンサー 荒生沙緒利がご紹介しています。

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伊達政宗の孫・光宗公の悲恋物語が息づく庭園で、心字池に映る「逆さ紅葉」のライトアップは息をのむ美しさ。

2025年の見頃予想(10月下旬〜11月下旬)から混雑回避のコツ、予算の目安まで、実際に足を運んだ経験を基に詳しくお伝えします。都会では味わえない静寂の中で、家族みんなが心から癒される特別な秋の思い出を作ってみませんか。

東北の紅葉が家族旅行に最適な理由〜都心から気軽にアクセスできる癒しの絶景〜

なぜ今、東北の紅葉なのか?

正直に言うと、私自身も山形に住む前は「東北って遠いよね…」というイメージを持っていました。でも実際に住んでみて分かったのは、東北の紅葉って本当に特別なんです。

関東の有名スポットって、確かにアクセスは良いんですけど、人が多すぎて子連れだと疲れちゃいませんか?私の友人も「日光に行ったけど、人の頭しか見えなかった」なんて笑い話をしていました。

東北の紅葉は違います。空間にゆとりがあって、子供たちものびのびと過ごせる。そして何より、東京から新幹線で約2時間半という意外なアクセスの良さ。これって大阪に行くのとそんなに変わらないんですよね。

「でも東北って寒そう…」と思われるかもしれませんが、10月下旬から11月なら、ちょうど良い涼しさ。むしろ都心の蒸し暑さから解放されて、清々しい空気を感じられます。

松島・円通院を選ぶべき3つの理由

歴史とロマンス:伊達政宗の孫・光宗公の悲恋物語が息づく庭園

円通院には、胸を打つ物語があります。伊達政宗の孫にあたる光宗公が、わずか19歳の若さでこの世を去ってしまった。その時の父・忠宗公の悲しみを想像すると、今でも胸が痛みます。

この光宗公、実は徳川家康のひ孫でもあったんです。政治的にも重要な立場にいた若者が早世してしまった…。父の忠宗公は、息子との思い出が詰まった江戸の納涼亭(涼むための建物)をわざわざ松島まで運んで、本堂として使ったんです。

「大悲亭」という本堂の名前が、父の深い悲しみを物語っていますよね。

写真映え抜群:心字池に映る「逆さ紅葉」は必見の絶景

SNS映えという言葉がありますが、円通院の「逆さ紅葉」は本物の美しさです。心字池という池に紅葉が鏡のように映り込む光景は、まるで絵画のよう。

特にライトアップされた夜は幻想的で、私が初めて見た時は思わず息を止めてしまいました。

住所

〒981-0213 宮城県宮城郡松島町松島町内67

円通院とは?〜知られざる伊達家の愛と悲しみの物語〜

19歳で散った若き光宗公の物語

光宗公の話をもう少し詳しくお話ししますね。この方、本当に才能あふれる青年だったんです。「政宗公の再来」とまで言われていました。

想像してみてください。祖父は東北を統一した伊達政宗、もう一方の祖父は徳川家康。まさにサラブレッドですよね。きっと将来を期待されて、プレッシャーも相当だったでしょう。

でも1645年、日光東照宮の参詣と江戸参府の疲れからか、江戸で急逝してしまいます。現代でいえば大学生の年齢。お父さんお母さんなら、その悲しみがどれほどのものか想像できますよね。

支倉常長とヨーロッパの香り

ここで少し話が脱線しますが、円通院の厨子(お位牌を入れる箱のようなもの)には、なんと西洋のバラと十字架が描かれているんです。

これ、支倉常長という人が関係しています。伊達政宗が派遣した慶長遣欧使節団の責任者で、なんと江戸時代初期にヨーロッパまで行った人物。当時としては想像を絶する大冒険です。

その支倉常長がヨーロッパから持ち帰った文化の影響が、この厨子に表れているんですね。日本最古の西洋バラの絵とされています。

「江戸時代にヨーロッパ文化?」と驚かれるかもしれませんが、伊達家は意外と国際的だったんですよ。

「縁結びの寺」として愛される理由

円通院は縁結びのお寺としても有名です。山門を入ってすぐ左手に縁結び観音様がいらっしゃいます。

この観音様、恋愛だけでなく、受験や仕事など様々な「縁」を結んでくださるんです。お子さんの友達関係や、ご夫婦の絆、家族の健康など、いろんなことをお願いできますよ。

2025年秋の見どころ完全ガイド〜絶対に外せないスポット〜

紅葉の見頃とベストタイミング

東北の紅葉って、関東より少し早いんです。例年10月下旬頃から色づき始めて、11月下旬まで楽しめます。

2025年の予想ですが、最近の気候変動を考えると、少し遅めになる可能性があります。10月末から11月初旬がベストかもしれません。

朝・昼・夕方、それぞれに違った美しさがあるのも魅力です。朝は霧に包まれた神秘的な雰囲気、昼は鮮やかな色彩、夕方は温かい光に包まれた優しい表情を見せてくれます。

幻想的な紅葉ライトアップ

さて、円通院の最大の魅力といえば、やっぱりライトアップです!

2025年の開催予想は10月25日(土)〜11月16日(日)頃。

2024年は10月26日〜11月17日だったので、ほぼ同じタイミングでしょう。

料金は大人1,300円、子供料金もあります。「少し高いかな?」と思われるかもしれませんが、この美しさを見れば納得していただけるはず。

時間は17:30〜21:00、最終受付が20:45の予定です。小さなお子さんがいる場合は、18:00頃に入場すると、まだ明るさが残っているので安心です。

心字池の「逆さ紅葉」は本当に息をのむ美しさ。水面がまるで鏡のようになって、上下対称の幻想的な世界が広がります。

家族で楽しむ円通院〜子供も大人も夢中になる体験プログラム〜

数珠作り体験で特別な思い出を

数珠作り体験は、家族旅行の記念にぴったりです。15-20分程度で完成するので、小さなお子さんでも飽きません。

料金は1,000円前後(選ぶ石によって異なります)。天然石を選んで、世界に一つだけのオリジナル数珠を作ります。

当日受付も可能ですが、混雑時は待ち時間があるかもしれません。「待てるかしら…」と心配な場合は、事前に電話で確認してみてください。

数珠作りについて詳しくはこちら

子供の好奇心を刺激する歴史学習

円通院は歴史の勉強にもなります。でも「勉強」というより、面白いストーリーとして楽しめるんです。

三慧殿は国の重要文化財。「重要文化財って何?」と子供に聞かれたら、「日本の大切な宝物」と説明してあげてください。約380年前の建物が今も残っているって、すごいことですよね。

江戸時代の庭園文化についても、実際に見ながら学べます。

「昔の人はどんな風に楽しんでいたのかな?」なんて会話も弾みそうです。

写真撮影のベストスポット

写真好きのご家族なら、撮影スポットがたくさんあって困ってしまうかも!

心字池での逆さ紅葉は絶対に外せません。三脚は使用禁止なので、手持ちで頑張りましょう。最近のスマホなら、夜景モードできれいに撮れますよ。

縁結び観音前は家族写真にぴったり。可愛い縁結びこけしと一緒に撮影すれば、きっと良い記念になります。

山門から続く参道も素敵です。紅葉のトンネルを家族で歩く姿は、まるで映画のワンシーンのよう。

アクセス情報〜東京から松島・円通院への最適ルート〜

電車でのアクセス(おすすめ)

電車でのアクセスが一番楽チンです。車だと運転に集中しなきゃいけませんが、電車なら家族でゆっくり過ごせますからね。

区間交通手段所要時間料金目安(大人)
東京駅→仙台駅東北新幹線約1時間30分約11,000円〜
仙台駅→松島海岸駅JR仙石線約40分418円
松島海岸駅→円通院徒歩約5分無料

小学生は新幹線も半額になるので、4人家族なら往復で約44,000円くらい。「高いな〜」と思うかもしれませんが、車のガソリン代、高速代、駐車場代を考えると、実はそんなに変わらないんですよね。

車でのアクセス

車派のご家族には、東北自動車道経由がおすすめです。

区間所要時間備考
東京→仙台南IC約4時間高速道路利用
仙台南IC→松島海岸IC約30分三陸自動車道経由
松島海岸IC→円通院約5分一般道

ただし、円通院には専用駐車場がありません。周辺の有料駐車場か、町営の無料駐車場を利用することになります。

無料駐車場は傾斜がきついので、足腰に不安のある方は有料駐車場の方が安心です。料金は1日300-500円程度です。

子連れファミリー向け移動のコツ

新幹線利用の場合 ・お子さんは小学生まで半額 ・指定席がおすすめ(特に紅葉シーズンは混雑します) ・車内販売でお弁当を買えば、移動中も楽しい食事タイム

現地での移動 ・松島海岸駅前は観光スポットがコンパクト ・ベビーカーでも移動しやすい ・多くのホテルで送迎サービスあり

松島観光1日モデルコース〜効率よく回る家族旅行プラン〜

実際に家族で回るとしたら、こんなスケジュールはいかがでしょう?私が実際に友人家族と回った時のコースを参考にしています。

午前中:松島の絶景を満喫

9:00 松島海岸駅到着 まずは駅前で深呼吸。都会の空気とは全然違います!

9:30 松島島巡り観光船(約50分) 湾内クルーズで松島の全体像を把握。お子さんも船旅にワクワクするはず。3歳から有料ですが、海風を感じながらの船旅は特別な体験になりますよ。

10:30 五大堂で松島湾の絶景を一望 小さな島に建つお堂まで、赤い橋を渡って歩きます。橋の隙間から海が見えるので、小さなお子さんは少しドキドキするかも。でも、それも良い思い出になります。

お昼:地元グルメを堪能

12:00 松島さかな市場で海鮮ランチ 新鮮な海の幸を堪能。「子供が海鮮を食べるかしら?」という心配は、意外と杞憂だったりします。

13:00 松島蒲鉾本舗で笹かま手作り体験 食後のお楽しみ。自分で作った笹かまの味は格別です。

午後:円通院でゆっくり紅葉鑑賞

14:00 円通院到着、庭園散策 いよいよメインイベント。4つの庭園をゆっくり回りましょう。

14:30 数珠作り体験 家族の記念品作り。みんなで作れば、旅行の良い思い出になります。

15:30 瑞巌寺見学(時間があれば) 円通院のすぐ隣なので、余裕があれば立ち寄ってみて。伊達政宗の菩提寺です。

夕方:ライトアップで締めくくり

17:30 円通院紅葉ライトアップ開始 昼間とは全く違う幻想的な世界が広がります。

19:30 松島温泉で宿泊、またはプロジェクションマッピング鑑賞 宿泊される場合は、温泉でゆっくり。日帰りの場合は、駅に向かう前に夜の松島を楽しんで。

まとめ:東北・松島で家族の特別な思い出を作ろう

都心の喧騒を離れ、日本三景の美しい松島で家族みんなが心から癒される紅葉旅行を楽しんでみませんか。

円通院が特別な理由

伊達政宗公の嫡孫・光宗公の菩提寺として1647年に建立された円通院は、単なる観光地ではありません。19歳で早世した若き光宗公を偲ぶ父・忠宗公の深い愛情と、支倉常長がヨーロッパから持ち帰った国際的な文化が融合した、歴史とロマンスが息づく特別な場所です。

家族旅行に最適な3つのポイント

1. アクセスの良さ 東京から新幹線で約2時間半、松島海岸駅から徒歩わずか5分という立地の良さは、小さなお子様連れのファミリーには大きなメリットです。

2. 豊富な体験プログラム 数珠作り体験や笹かま手作り体験など、子供たちの好奇心を刺激する hands-on な活動が充実。歴史学習と楽しい体験を同時に味わえます。

3. 四季を通じた美しさ 特に10月下旬から11月下旬の紅葉シーズンは格別。心字池に映る「逆さ紅葉」のライトアップは、家族写真の最高の背景になること間違いなしです。

今こそ東北へ

関東の定番観光地では味わえない、落ち着いた大人の旅を家族で体験することで、子供たちにとっても一生の思い出となるはず。伊達政宗公が愛した松島の地で、現代を生きる私たち家族が新しい物語を紡いでいく—そんな特別な時間を過ごしてみてください。

2025年秋、松島・円通院で家族みんなの心に残る紅葉旅行を計画してみませんか。

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