
「シルバーウィークの3連休、どこに行こう?」そんな悩みを抱えているファミリーの皆さん、実は今年こそ東北デビューの絶好のチャンスなんです!私も山形在住になってから気づいたのですが、東北って意外と東京から近いんですよね。
でも正直、「3連休だけで東北旅行なんて無謀じゃない?」って思いませんか?私も最初はそう思っていました。山形から車で白神山地に行くとなるとかなりの距離で、「東京の方からわざわざ来るなんて大変そう…」と感じていたんです。
この記事は、東北観光推進機構 東北PR局 山形県アンバサダーで山形県酒田市在住のフリーアナウンサー 荒生沙緒利がご紹介しています。


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でも調べてみると、東京から新幹線で白神山地への一泊二日旅行って、想像以上に現実的だったんです!世界自然遺産のブナ原生林散策に加えて、同時期開催の花巻まつりや黒石こみせまつりも楽しめる。
しかも家族4人で約12万円という手頃な予算で、都会では絶対に味わえない本物の自然体験と東北の祭り文化を一度に満喫できます。
短い休みだからこそ選びたい、濃密な東北体験をご提案します!
2025年シルバーウィークの日程と白神山地旅行のメリット

シルバーウィークの現実:3連休を最大活用する旅行戦略
2025年のシルバーウィークは9月13日(土)〜15日(月・敬老の日)の3連休のみで、秋分の日(9月23日)は飛び石で単発の祝日なんです。つまり、ゴールデンウィークのような大型連休は発生しません。
「え〜、それじゃあ旅行するには短すぎるんじゃない?」って思いました?実は私も最初はそう思ったんです。でも、逆に考えてみてください。長い休みがないからこそ、「どこか遠くに行かなきゃ」というプレッシャーがない分、気軽に計画を立てられるんですよね。
3連休だからこそ白神山地が最適な理由って何でしょう?
- 移動時間が短く、現地滞在時間を最大化できる:東京から約4時間で到着
- 子供の体力を考慮した無理のない旅程:小学生でも疲れすぎない
- 費用を抑えながら充実した非日常体験:長期旅行より予算が組みやすい
私がSNSで東北の魅力を発信していて気づいたのは、「短い旅行だからこそ、濃密な体験を求める人が多い」ということ。インスタのフォロワーさんからも「3日間で東北の自然と文化を両方楽しみたい」という声をよく聞くんです。
なぜ今、白神山地なのか?

時期的メリットを考えてみましょう。9月中旬の白神山地って、実はすごく狙い目なんです。
- 初秋の爽やかな気候:夏の暑さが和らいで、トレッキングには最高の季節
- 紅葉前の特別な季節:10月の本格紅葉前の、新緑から黄緑への美しい移ろいが楽しめる
- 混雑回避:観光シーズンピーク前で、落ち着いて自然を満喫できる
でもここで「白神山地って何?」って疑問に思った方もいるかもしれませんね。白神山地は、青森県と秋田県にまたがる世界自然遺産で、約8,000年前から存在するブナの原生林が広がる場所です。簡単に言うと、「人の手が全く入っていない、太古の森がそのまま残っている奇跡的な場所」なんです。
祭りとの組み合わせも可能なのが、この時期の大きな魅力!
花巻まつり(9月12日〜14日):シルバーウィーク前日から開催される伝統的な山車祭り

白神山地から花巻までは車で3時間以上はかかるので行く際は時間に注意!
黒石こみせまつり(9月15日前後):敬老の日と重なる、江戸時代の商店街「こみせ」での地元密着の祭り

黒石市は白神山地から比較的近く車で1〜2時間程度
「え、祭りって観光客も参加できるの?」という不安を感じる方もいるかもしれませんが、大丈夫です!どれも観光客を歓迎してくれる祭りで、特に花巻まつりは観光バスツアーも多く組まれているほど、外来者に優しいイベントなんです。
世界自然遺産・白神山地の魅力を家族で体験

子供たちの心に残る自然教育の場

私が東北PR局のお仕事をしていて一番感動するのは、「子供たちが本物の自然に触れた時の表情」について聞く話なんです。都市部で育つお子さんって、なかなか「手つかずの自然」を体験する機会がないじゃないですか。
白神山地の基本情報をざっくり説明すると:
- 世界最大級のブナ原生林(約8,000年前から存在)
- 青森県・秋田県にまたがる約13万ヘクタール(東京ドーム約2,780個分!)
- 1993年世界自然遺産登録(日本では屋久島と同時に初登録)
「13万ヘクタールって言われても、ピンとこない…」という方も多いと思います。私も最初はそうでした(笑)。でも実際に足を踏み入れてみると分かるんですが、「どこまでも続く緑の海」という表現がぴったりなんです。
ファミリーにおすすめの散策コース
「世界遺産って聞くと、なんだか敷居が高そう…」って思いませんか?でも大丈夫!白神山地には、小学生でも安心して歩けるコースがちゃんと用意されています。
初心者向け:世界遺産の径 ブナ林散策道
- 所要時間:約1時間
- 難易度:★☆☆(小学1年生でも安心)
- 見どころ:ふかふかの腐葉土の道、ブナの巨木
ここでちょっと脱線しますが、「腐葉土」って聞いたことありますか?簡単に言うと、何千年もの間に落ち葉が積み重なって、まるでスポンジのようにふかふかになった土のことです。

歩いていると「ポフポフ」という感触なんです!
中級者向け:岳岱自然観察教育林
- 所要時間:約2時間
- 難易度:★★☆
- 見どころ:樹齢約400年のブナの巨木、池に住むモリアオガエル
「400年前って、江戸時代の初期ですよ!」と言うと、歴史好きのパパママは興味を示してくれるかもしれませんね。そのブナの木は、徳川家康が江戸幕府を開いた頃からずーっとそこに立っているんです。
白神山地で学べる歴史とストーリー
約8,000年前から続く原生林の物語って、考えただけでもすごくないですか?
- 氷河期を生き延びたブナの森:最後の氷河期が終わった後も、ずっとそこにあり続けた
- 人の手が入らない「手つかずの自然」の価値:伐採も開発も一切されていない
- 多様な動植物の共生システム:500種類以上の植物、94種の鳥類が生息

私がこの仕事をするようになって知ったのですが、「手つかずの自然」って、実は世界中を探してもほとんど残っていないんです。人間が文明を発達させる過程で、どこかしら人の手が入ってしまっているんですね。
でも白神山地は違います。ここは本当に「8,000年前のまま」なんです。
東北ならではのグルメ体験:郷土料理と海の幸

子供たちも喜ぶ!地元の味覚
さて、旅行の楽しみと言えば、やっぱりグルメですよね!私も旅行先では必ず地元の美味しいものを探すタイプなので、この気持ちはよく分かります。
東北観光推進機構のお仕事をしていて気づいたのは、「東北の郷土料理って、実は子供も大人も楽しめるものが多い」ということなんです。
津軽地方の郷土料理
けの汁:野菜と山菜がたっぷり入った具沢山味噌汁(津軽の母の味)


「けの汁」って聞いたことありますか?「毛の汁」じゃありませんよ(笑)。「粥の汁」が訛って「けの汁」になったという説が有力です。昔は農家の女性たちが、お正月の間家族のために大鍋で作っていた、心温まる家庭料理なんです。
だまこ鍋(秋田側):つぶしたご飯を丸めた団子入りの鍋(お子さんに大人気!)

海の恵みも忘れちゃいけません!
ヒラメの漬丼:鰺ヶ沢名物の絶品丼ぶり

青池ソフト:十二湖名物の青いヨーグルト味ソフトクリーム

「青池ソフトって、なんで青いの?」って気になりませんか?実は十二湖の「青池」という神秘的な池の色を再現したもので、着色料で青くしているんです。味はヨーグルト味で、見た目のインパクトほど変わった味ではないので、お子さんでも安心して食べられますよ。
一泊二日モデルコース:東京発白神山地家族旅行

【1日目】東京→青森→白神山地→祭り体験
さあ、いよいよ具体的な旅程をご紹介しましょう!私が東北観光推進機構の活動を通じて得た情報を基に、無理のない一泊二日プランを考えてみました。
時間 | スケジュール | ポイント |
7:20 | 東京駅発 東北新幹線はやぶさ | 朝は早いですが、現地時間を有効活用 |
10:46 | 新青森駅着 | 約3時間半の快適な移動 |
11:15 | 奥羽本線で弘前駅へ | 約30分、ローカル線の旅情も楽しめる |
12:00 | レンタカー受取または観光バス乗車 | 事前予約必須! |
13:00 | 花巻まつり見学(9月12日〜14日開催の場合) | 山車や花巻ばやしを見学 |
14:30 | 白神山地ビジターセンターで情報収集 | 子供向けの展示もあり |
15:30 | 世界遺産の径 ブナ林散策 | 約1時間の軽い散策 |
16:45 | 宿泊地「アオーネ白神十二湖」へ移動 | 車で約30分 |
18:00 | 十二湖散策・青池見学 | 夕方の幻想的な雰囲気 |
19:30 | ホテルで地元食材を使った夕食 | 白神懐石を堪能 |

「朝7時20分って早すぎない?」って思った方もいるかもしれませんね。でも、これくらい早く出発すると、現地での時間をたっぷり確保できるんです。新幹線なら子供たちも楽しんでくれるし、車内でおにぎりを食べながら「今日はどんな冒険が待ってるかな?」なんて話していると、あっという間に到着しますよ。
【2日目】白神山地自然体験→東京
時間 | スケジュール | ポイント |
8:00 | ホテル朝食(白神の恵み朝食) | 地元食材をたっぷり使った和朝食 |
9:30 | 岳岱自然観察教育林散策 | 約2時間、ブナの巨木観察 |
12:00 | 黒石こみせまつり見学+郷土料理ランチ | 江戸時代の街並みを散策 |
15:30 | 青森駅へ移動 | お土産購入も忘れずに |
17:30 | 青森駅発 | 新幹線で東京へ |
21:20 | 東京駅着 | お疲れさまでした! |
予算目安(大人2名・子供2名の場合)
項目 | 金額 | 備考 |
交通費 | 約80,000円 | 新幹線往復(家族4名) |
宿泊費 | 約24,000円〜 | アオーネ白神十二湖 1泊2食付き |
現地交通・観光費 | 約15,000円 | レンタカー、観光施設入場料 |
総額 | 約120,000円〜 | 4名家族の場合 |

「12万円かぁ…ちょっと高いかな?」と思った方もいるかもしれませんが、これ、実は東京から沖縄に行くよりもリーズナブルなんです。しかも世界自然遺産体験と東北の祭り文化、両方楽しめることを考えると、コスパはかなり良いと思いませんか?
白神山地観光で知っておきたい実用情報

アクセス方法の比較
交通手段 | 料金 | 所要時間 | メリット | デメリット |
新幹線+在来線 | 約17,000円〜 | 約4時間 | 乗り換えが簡単、荷物制限なし | 料金が高め |
飛行機 | 約10,000円〜 | 約3時間 | 早い、景色が楽しめる | 空港アクセス時間が必要 |


私が山形在住になって感じるのは、「東京からの新幹線アクセスって、本当に便利」ということ。飛行機も安いんですが、空港までの移動時間や手続きを考えると、新幹線の方が楽チンかもしれませんね。
宿泊施設:目的別おすすめ
自然重視派:アオーネ白神十二湖
- 立地:十二湖まで車で10分のコテージ型リゾート
- 料金:1泊2食付き 24,000円〜(2名1室)
- 特徴:ログコテージ、温泉、夜空観察プランあり
利便性重視派:ホテルサンルート五所川原
- 立地:JR五所川原駅近く
- 料金:20,000円台前後〜
- 特徴:大浴場付き、白神山地トレッキング拠点に便利
ホテルサンルート五所川原 公式サイト

「どれを選べばいいか分からない…」という方は、アオーネ白神十二湖をおすすめします。自然の中のコテージって、お子さんには特別な体験になりますし、十二湖の散策も気軽にできるんです。
服装と持ち物

9月中旬の白神山地って、どんな格好をすればいいのでしょうか?
- 気温:昼間20〜25℃、朝晩15℃前後
- 服装:長袖、軽いジャケット、歩きやすい靴
- 持ち物:雨具、虫除けスプレー、カメラ
「山だから寒いのかな?」と心配される方も多いんですが、9月中旬なら東京の秋と同じような感覚で大丈夫です。ただし、朝晩は冷えることがあるので、薄手のジャケットは必須ですね。
FAQ:白神山地旅行でよくある質問

Q1. 小学生の子供でも白神山地散策は大丈夫?
A1.白神山地ビジターセンター周辺のコースは平坦で歩きやすく、小学生でも安全に散策できます。所要時間も1〜2時間程度なので、子供の体力に合わせて選択可能です。「うちの子、すぐ疲れちゃうんだけど…」という心配をお持ちの方でも、途中で休憩しながらゆっくり歩けば問題ありません。
Q2. 雨が降った場合の代替プランは?
A2. 白神山地ビジターセンターや白神山地世界遺産センター(藤里館)での学習、津軽ダム水陸両用バス体験、弘前市内観光(弘前城など)が雨天でも楽しめます。特に水陸両用バスは、雨の日でもアトラクション感覚で子供たちが喜びますよ。
Q3. 3連休で十分楽しめる?
A3. 一泊二日なら白神山地の主要スポットを十分回れます。世界遺産の散策、十二湖の青池見学、郷土料理体験、さらに花巻まつりや黒石こみせまつりなどの地元の祭りも組み合わせ可能。短期間でも濃密な東北体験ができます。
Q4. 現地での移動手段は?
A4. レンタカーが最も便利ですが、弘前駅からのバスや観光タクシーも利用可能。アオーネ白神十二湖なら送迎サービス(予約制)もあります。事前予約がおすすめです。
送迎サービスについて詳しくはこちら
Q5. 宿泊費用はどの程度?
A5. 1泊2食付きで20,000円台前後〜が相場です。アオーネ白神十二湖(24,000円〜)、温泉宿(24,200円〜28,600円)など、温泉や地元食材の食事が人気。時期により変動があります。
Q6. 祭りと白神山地観光は両方楽しめる?
A6. 十分可能です。花巻まつり(9月12日〜14日)は白神山地観光前に、黒石こみせまつり(9月15日前後)は同日に組み合わせ可能。
まとめ:シルバーウィークは白神山地で特別な家族時間を
2025年のシルバーウィークは9月13日(土)〜15日(月)の3連休という短い期間だからこそ、白神山地のような「近場の非日常」が輝きます。世界自然遺産の大自然、歴史ある郷土料理、そして同時期開催の花巻まつりや黒石こみせまつりなどの東北の祭り文化。これらすべてを一度に体験できる贅沢な旅程が実現できます。
アオーネ白神十二湖を拠点にした一泊二日なら、総額120,000円程度(4人家族)で、都会では決して味わえない豊かな自然体験と文化体験の両方を満喫。子供たちには本物の自然の素晴らしさと、東北の伝統文化の魅力を同時に伝える絶好のチャンスです。
私も東北観光推進機構での活動を通じて、「短い時間でも、心に残る体験はできる」ということを実感しています。特に家族旅行では、「一緒に新しいことを発見する喜び」が一番大切だと思うんです。
今年の秋は、家族みんなの心に残る特別な思い出づくり。白神山地と東北の祭りで、充実した3連休を過ごしてみませんか?
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