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【2025年版】山形蔵王の紅葉完全ガイド|家族で楽しむ東北絶景スポット7選

「今年の紅葉、どこに行こう?」そんなお悩みをお持ちの方、多いのではないでしょうか。関東近郊の有名スポットには何度も足を運んだけれど、そろそろ新しい場所で家族との特別な時間を過ごしたい…そう思っている方にこそ、ぜひ知っていただきたいのが山形蔵王の紅葉です。

この記事は、東北観光推進機構 東北PR局 山形県アンバサダーで山形県酒田市在住のフリーアナウンサー 荒生沙緒利がご紹介しています。

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実際に蔵王を訪れてみると、東京から車で意外にアクセスしやすく、標高差を活かした2ヶ月間の長い紅葉シーズン、子どもが喜ぶ温泉や体験スポットに家族全員が大満足!

都会では味わえない壮大な自然美に、きっとあなたの家族も心を奪われるはずです。

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蔵王紅葉の魅力とは?なぜファミリーにおすすめなのか

標高差が生み出す2ヶ月間の紅葉リレー

蔵王の一番の魅力って、なんだと思いますか?それは、標高差なんです。

「標高差って何?」と思われるかもしれませんが、要は山の高さの違いのこと。蔵王連峰は標高1,841メートルの熊野岳を最高峰として、麓の温泉街まで約1,000メートルの高低差があるんですよ。

この高低差のおかげで、まるで紅葉のリレーのように、山頂から徐々に色づいていくんです。

山頂エリア
(9月下旬~10月中旬)
御釜(おかま)周辺や蔵王ハイライン沿いが真っ先に色づきます。この時期はまだ夏の余韻が残る関東と違って、もうすっかり秋の装い。
中腹エリア
(10月上旬~下旬)
蔵王エコーラインやロープウェイ沿線が見頃に。ここが一番華やかで、赤や黄色、オレンジのグラデーションがまるで絵画のよう。
麓エリア
(10月中旬~11月上旬)
蔵王温泉街や長老湖周辺がゆっくりと色づきます。温泉に浸かりながら眺める紅葉は、また格別なんです。

「あ、今週末空いてる!」って思い立った時でも、どこかのエリアで必ず見頃の紅葉に出会えるってことなんです。忙しいファミリーには本当にありがたいですよね。

家族旅行に最適な理由


正直に言うと、私も最初は「子連れで山って大変じゃない?」って思っていました。でも蔵王は違います。

まず、車でのアクセスが抜群です。

東北自動車道を使えば、東京から蔵王までは約4~5時間で到着できます。途中のサービスエリアで休憩したり、美味しいものを食べたりしながら進めば、移動時間もあっという間です。

特に安達太良サービスエリアは、ウルトラマンの自販機や丸太遊具、緑地広場など子どもが軽く遊べるスペースがあり、親子の休憩スポットとして便利です。ただし、大型の公園遊具や室内遊び施設はありませんが、ベビーコーナーや授乳室など、赤ちゃん連れの設備は充実しています。

蔵王に着いてからも、家族向けのアクティビティが揃っています。ロープウェイでの空中散歩、温泉でのリラックス、そして蔵王猿倉つり堀のニジマス釣りなど、自然体験が豊富です。小さなお子さんでも参加できるプログラムが多いので、「飽きちゃった~」なんて心配は少なめです。

温泉で日々の疲れを癒せるのも、親にとって嬉しいポイント。家族連れ歓迎の宿が多いので、貸切風呂やファミリープランを利用すれば安心です。子供も温泉で大はしゃぎ、大人はのびのびリラックスできて、みんなが満足できる旅になります。

食の楽しみもたっぷりです。蔵王エリアでは、山形牛のステーキやジンギスカン、蕎麦、玉こんにゃく、地元スイーツが味わえます。特産品の種類が豊富で、食べ歩き好きにはもってこいのエリアです。

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【絶景スポット編】家族で巡りたい蔵王紅葉の名所7選

王道の絶景を楽しむ

蔵王エコーライン(宮城・山形県境の山岳観光道路)

「ドライブしながら紅葉が楽しめる道ってある?」よく聞かれるんですが、蔵王エコーラインは本当におすすめです。全長26kmの山岳観光道路で、宮城県と山形県をつないでいます。

車窓から見える景色は、まさに絶景の連続。特に10月上旬から中旬にかけては、道路の両側が真っ赤な紅葉のトンネルみたいになるんです。私が初めて通った時は、あまりの美しさに何度も車を停めて写真を撮りました。

ただし、山道なのでカーブが多いんです。運転に慣れていない方は、無理をしないでくださいね。展望台や駐車場も要所要所にあるので、そこで休憩しながら楽しむのがおすすめです。

【運転が心配な方へ】 「山道の運転が不安…」という方は、バスツアーを利用するという手もあります。運転の心配をせずに、景色に集中できるのでおすすめですよ。

蔵王ロープウェイ(空中から眺める360度パノラマ)

子どもが一番喜んだのが、このロープウェイでした。「空飛んでる〜!」って大興奮。地蔵山頂駅からの眺望は、本当に圧巻です。360度見渡す限りの紅葉のパノラマ。

料金は大人往復3,000円、子供1,500円(料金は変更の可能性があります)。

「ちょっと高いかな?」って思うかもしれませんが、17分間の空中散歩と、あの絶景を考えると、私は価値があると思います。

山麓駅から山頂駅まで約17分。この時間がまた、ちょうどいいんです。子どもが飽きる前に到着するし、大人はゆっくり景色を楽しめる。

【ベビーカーをお使いの方へ】 ベビーカーでも乗車できるので、小さなお子さん連れでも安心です。ただし、山頂駅周辺は歩道が整備されていない場所もあるので、歩きやすい靴で行くことをおすすめします。

神秘的な自然美を堪能

御釜(蔵王のシンボル・エメラルドグリーンの火山湖)

「御釜って何?」って聞かれることがあるんですが、これは蔵王連峰の中央部にある火山湖なんです。エメラルドグリーンの湖面が、まるで宝石のように美しいことから「五色沼」とも呼ばれています。

三峰(刈田岳、熊野岳、五色岳)に囲まれた神秘的な湖と、周囲の紅葉のコントラストは本当に息を呑む美しさ。私は何度見ても、「うわ〜」って声が出ちゃいます。

蔵王ハイライン(有料道路)の終点から徒歩2分で展望台に到着。アクセスも良好です。

【注意点】 11月上旬から冬期閉鎖になってしまうので、訪問時期にはご注意を。また、天候によっては湖面が見えないこともあるので、事前に天気予報をチェックしてくださいね。

ドッコ沼(森に囲まれた静寂の湖)

ここは私のお気に入りスポットの一つです。鏡面のような湖面に映る紅葉が、本当に美しいんです。御釜ほど有名じゃないので、比較的静かに楽しめるのもポイント。

約30分の周遊コースがあって、散策にはちょうどいい距離。テーブルとベンチも設置されているので、お弁当を持参してピクニック気分で楽しむのもおすすめです。

私の友人家族は、ここでおにぎりを食べながら紅葉を眺めて、「最高の贅沢だった」って言ってました。確かに、都会では味わえない贅沢ですよね。

隠れた名所を発見

不動滝(ドッコ沼から徒歩15分)

時間に余裕があれば、ぜひ足を伸ばしてほしいのが不動滝。ドッコ沼から約15分歩いたところにある、高さ約53メートルの滝です。

紅葉に囲まれた滝は、まさに絵画のよう。マイナスイオンもたっぷりで、心も体もリフレッシュできます。ただし、足元が悪い場所もあるので、歩きやすい靴は必須です。

【注意点】 11月上旬から冬期閉鎖になってしまうので、訪問時期にはご注意を。また、天候によっては湖面が見えないこともあるので、事前に天気予報をチェックしてくださいね。

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【アクティビティ編】子供が喜ぶ蔵王の楽しみ方

家族で楽しむ自然体験

蔵王猿倉つり堀(親子で楽しむニジマス釣り)

「釣りなんて子どもにできる?」って思うかもしれませんが、ここのニジマス釣りは本当に簡単なんです。蔵王の綺麗な湧き水で育ったニジマスが、面白いようにかかるんですよ。

釣竿のレンタル料を払えば、餌とバケツも付いてくるので手ぶらでOK釣ったニジマスはその場で塩焼きや味噌田楽、刺身などに調理してもらえます。自分で釣った魚の味は格別!子どもたちの「美味しい〜」って笑顔が見られること間違いなしです。

【魚が苦手なお子さんがいる場合】 「うちの子、魚を触るの嫌がるかも…」という場合でも大丈夫。スタッフの方が優しくサポートしてくれますし、見ているだけでも十分楽しめますよ。

蔵王温泉(日本最古級の温泉でリフレッシュ)

蔵王温泉は、なんと開湯1900年という歴史を持つ古い温泉なんです。

強酸性の泉質で、お肌がツルツルになる美肌効果があるんです。私も入浴後は肌がスベスベになって、「温泉ってすごい!」って実感しました。

共同浴場は大人200円、子供100円とリーズナブル(料金は変更の可能性があります)。上湯、下湯、川原湯の3つがあって、それぞれ雰囲気が違うので、湯めぐりも楽しいですよ。

【小さなお子さん連れの方へ】 共同浴場はちょっと古いので、小さなお子さんには不安かもしれません。そういう場合は、家族向けの日帰り温泉施設「蔵王温泉大露天風呂」がおすすめ。混浴可能時間もあるので、家族みんなで一緒に入れます。

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【アクセス・モデルコース編】東京発1泊2日完全ガイド

アクセス方法

車でのアクセスが一番おすすめです。東京から約4〜5時間(交通状況により変動)。東北自動車道を使って、山形蔵王IC、村田IC、白石ICのいずれかで下りてください。

【アクセス詳細表】

出発地ルート所要時間高速道路料金(普通車)
東京東北道→山形蔵王IC4〜5時間約6,000円
東京東北道→村田IC→エコーライン4〜5時間約5,800円
東京東北道→白石IC→エコーライン4〜5時間約5,500円

【公共交通機関の場合】 新幹線で山形駅まで行って、そこからバスで40分という方法もあります。ただし、現地での移動を考えると、車の方が便利だと思います。

1泊2日モデルコース

これは私が実際に回ったコースを基に作成しました。無理のないスケジュールなので、お子さん連れでも大丈夫です。

【1日目】

10:00東京出発(朝食は途中のサービスエリアで)
14:00蔵王エコーライン到着・紅葉ドライブ
15:30御釜見学(写真撮影タイム)
17:00蔵王温泉街到着・宿にチェックイン
18:00温泉タイム(疲れをリフレッシュ)
19:30夕食(ジンギスカンor山形牛)

【2日目】

9:00ロープウェイで空中紅葉鑑賞
11:00ドッコ沼散策・不動滝見学
12:30昼食(冷たい肉そばを体験)
14:00蔵王猿倉つり堀体験
16:00温泉街でお土産購入
17:00東京へ出発

このスケジュールだと、21時頃には東京に到着できる計算です。翌日が平日でも安心ですね。

【時間に余裕がある方は】 2泊3日にして、銀山温泉や上山温泉なども回ってみるのもおすすめです。より深く山形を楽しめますよ。

予算目安(家族4人)

交通費約15,000円(ガソリン代・高速代)
宿泊費約40,000円(1泊2食付き)
観光・体験費約20,000円
総計約75,000円

※料金は時期や施設により変動します。最新情報は各施設の公式サイトでご確認ください。

「75,000円かあ…ちょっと高いかな?」って思うかもしれませんが、東京近郊のテーマパークに家族で行くことを考えると、実はそんなに高くないと思うんです。しかも、都会では味わえない本物の自然美と、美味しいグルメ、温泉でのリラックスタイム。価値は十分にあると思います。

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【準備・注意点】安心安全な家族旅行のために

服装・持ち物チェックリスト

山の天気は変わりやすいので、しっかりとした準備が大切です。

【10月上旬】 長袖+薄手のアウター 【10月中旬以降】 ダウンジャケット必須

私が初めて10月下旬に行った時、「まだそんなに寒くないでしょ」って軽装で行ったら、山頂は氷点下近くでブルブル震えました(笑)。それ以来、必ず防寒具は多めに持参してます。

【靴について】 滑りにくいトレッキングシューズがおすすめ。普通のスニーカーでも大丈夫ですが、濡れた落ち葉で滑りやすいので注意してください。

【その他の持ち物】

  • カメラ・スマホ充電器(絶景をたくさん撮りたくなります)
  • レインウェア(山の天気は変わりやすい)
  • 子供用防寒具(大人より寒がりなので)

安全に楽しむための注意点

【混雑対策】 紅葉シーズンの週末は本当に混雑します。朝早く出発するか、可能であれば平日利用がおすすめ。私は平日に行って、ゆったりと紅葉を楽しめました。

【冬期閉鎖情報】 11月上旬から通行止めになる区間があります。訪問前には必ず道路情報をチェックしてくださいね。せっかく行ったのに通れなかった、なんてことになったら悲しすぎます。

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まとめ:蔵王で過ごす特別な紅葉体験

東北の雄大な自然と豊かな食文化、歴史ある温泉が調和した蔵王は、家族旅行に本当におすすめです。標高差を活かした長期間の紅葉、子供も楽しめる多彩なアクティビティ、そして山形が誇るグルメの数々。都会では味わえない本物の自然美と、地元の人々の温かいおもてなしに触れる旅は、家族にとって忘れられない思い出となるはずです。

私自身、蔵王を訪れてから東北の魅力にすっかりハマってしまい、今では年に数回は足を運んでいます。每回新しい発見があって、飽きることがないんです。

今年の秋は、いつもとは違う特別な場所で、家族みんなでゆっくりとした時間を過ごしてみませんか?きっと蔵王の紅葉が、あなたの家族に素晴らしい秋の体験をお届けしてくれると思います。

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