やま君八甲田の樹氷を見ながら滑ってみたいけど、自分が行っていい場所なの?
八甲田は、準備をせずに行くと危険な山。
この記事は、東北観光推進機構 東北PR局・山形県アンバサダーの私が、八甲田ロープウェースキー場の樹氷の見頃と料金、滑る前に知っておきたい注意点、酸ヶ湯温泉とアクセスを解説します。

荒生沙緒利
SAORI ARAO
- 山形県アンバサダー@東北観光推進機構 東北PR局
- フリーアナウンサー
- 山形県酒田市在住
八甲田ロープウェースキー場の樹氷と3つの基本情報

さおり基本情報を下の表にまとめました。
| 項目 | 内容 |
| 樹氷の見頃 | 例年1〜2月 |
| 樹氷ができる木 | アオモリトドマツ |
| 滑走できる時期 | 例年12月上旬〜5月上旬(今季の開始日は未発表) |
| ロープウェーの所要時間 | 約10分 |
| 運行時間(11月中旬〜2月) | 始発9:00、最終15:40(15〜20分間隔) |
| 運行時間(3月〜11月上旬) | 始発9:00、最終16:20 |
見頃は1月から2月の約2か月
青森県の観光情報サイトでは、八甲田の樹氷の見頃は例年1〜2月と紹介。この時期は気温が低く、樹氷が大きく育ちます。ただし樹氷は天候しだいで姿が変わり、暖かい日が続くと崩れることも。
山頂まで約10分のロープウェー
ロープウェーは山麓駅から山頂公園駅まで約10分で、15〜20分の間隔で運行。11月中旬から2月までの運行時間は、始発が9時、最終が15時40分で、3月からは最終が16時20分に延びます。
さおり冬は日没が早く、午後は天気が崩れやすいので、樹氷を見るなら午前中に上がるのがおすすめ。
風速25m以上で運休する山の天気
八甲田ロープウェーは、風速が25m/s以上のときや荒天のときは運休。冬の八甲田は風が強い日が多く、朝は動いていても途中で止まることがあります。遠方から行く人は、日程に予備日を1日入れておくと安心です。
八甲田ロープウェーの料金と3つの券種

八甲田ロープウェーの券は、普通券、回数券、シーズン券の3つ。樹氷を見るだけなら往復の普通券、何本も滑るなら回数券が向いています。
さおり主な料金を下の表にまとめました。
| 券種 | 大人(中学生以上) | 小人(小学生) |
| 普通券・片道 | 1,550円 | 450円 |
| 普通券・往復 | 2,500円 | 700円 |
| 6回券 | 7,050円 | 2,150円 |
| 11回券 | 12,000円 | 3,000円 |
| スノーシーズン券(12/1〜5/5) | 72,500円 | 21,000円 |
樹氷観賞は往復で大人2,500円
樹氷を見るだけの人は、往復の普通券を買います。料金は大人(中学生以上)が2,500円、小学生が700円で、小学校入学前の子どもは無料です。片道は大人1,550円、小学生450円。
山頂公園駅の周辺は吹きさらしで、気温はふもとより大きく下がります。
さおりスキーをしない人も、帽子、手袋、防寒靴は必ず用意してください。
何本も滑る人向けの6回券と11回券
滑る人は、乗るたびに片道券を買うより回数券のほうが安くなります。6回券は大人7,050円で、1回あたり1,175円。11回券は大人12,000円で、1回あたり約1,091円になります。片道1,550円と比べると、6回券なら1回につき375円安い計算。
八甲田ロープウェースキー場の2つのコースと3つの注意点

山頂から滑るコースは、ダイレクトコースとフォレストコースの2つ。どちらも圧雪しない自然のままの斜面で、公式サイトでは中級から上級者向けと案内されています。整備されたゲレンデとは違うため、滑る前に注意点を知っておくことが大切。
さおりコースの長さと斜度、注意点を下の表と箇条書きにまとめました。
| コース | 距離 | 最大斜度 | 特徴 |
| ダイレクトコース | 3.5km | 30度 | 非圧雪。平均斜度11度。中級〜上級者向け |
| フォレストコース | 5.0km | 30度 | 非圧雪。平均斜度8度。中級〜上級者向け |
平均斜度11度で3.5kmのダイレクトコース
ダイレクトコースは長さ3.5kmで、最大斜度30度、平均斜度11度です。2つのうち距離が短く、平均斜度はやや急に。圧雪されていないため、新雪が積もった日は深い雪のなかを滑ることになります。圧雪コースの中級斜面を余裕を持って下りられる人が対象。
平均斜度8度で5.0kmのフォレストコース
フォレストコースは長さ5.0kmで、最大斜度30度、平均斜度8度です。距離が長く平均斜度が緩いため、時間をかけて森の中を下りていくコース。緩い斜面で深雪にはまると、抜け出すのに体力を使います。
さおり必ず2人以上で滑り、前の人を見失わない距離を保ちましょう。
初心者は隣の八甲田国際スキー場という1つの選択
初心者や、圧雪されたコースで滑りたい人には、隣接する八甲田国際スキー場があります。八甲田ロープウェーの公式サイトでも、初心者向けとしてこちらが案内されています。リフトがあり、整備されたコースで練習可能。
さおり同行者とレベルが違う場合は、午前は国際スキー場で一緒に滑り、午後に分かれるといった使い分けもできます。
滑ったあとに立ち寄りたい酸ヶ湯温泉の2つの浴場

八甲田ロープウェーからJRバスで約15分の場所に、酸ヶ湯温泉があります。日帰り入浴ができ、混浴の「ヒバ千人風呂」と男女別の「玉の湯」の2つに入浴が可能。
さおり2026年12月から時間と料金が変わるため、下の表で確認してください。
| 項目 | 内容(2026年12月1日以降) |
| 日帰り入浴の時間 | 9:00〜16:00(受付は15:30まで) |
| 料金 | 大人1,500円、小学生500円 |
| 浴場 | ヒバ千人風呂(混浴)、玉の湯(男女別) |
| タオル | 料金に含まれ、フロントで受け取る |
混浴のヒバ千人風呂と男女別の玉の湯の2か所
酸ヶ湯温泉の浴場は2か所。「ヒバ千人風呂」は混浴の大浴場で、酸ヶ湯を代表する湯として知られています。混浴に抵抗がある人は、男女別の「玉の湯」を選びましょう。
さおり湯あみ着のレンタルもあります。利用したい人は事前に問い合わせてください。
12月1日からの日帰り入浴は大人1,500円
2026年12月1日から、日帰り入浴の時間は9時から16時までになり、受付は15時30分で終わります。料金は大人1,500円、小学生500円です。11月までの大人1,000円、18時までの営業から変わるので、古い情報には要注意。
八甲田ロープウェーへの2つのアクセス方法
八甲田ロープウェーへは、青森駅からJRバスに乗る方法と、車で向かう方法の2つがあります。東京からは、東北新幹線で新青森駅まで行くか、飛行機で青森空港へ向かいます。
さおり所要時間と運賃を下の表にまとめました。
| 出発地 | 行き方 | 所要時間・距離・運賃 |
| 青森駅 | JRバス(冬季) | 約80分、片道1,290円 |
| 酸ヶ湯温泉 | JRバス(冬季) | 約15分、片道460円 |
| 青森中央IC | 車(国道103号) | 約19km |
| 青森IC | 車(国道103号) | 約25km |
青森駅からJRバスで約80分
青森駅からは、JRバスで約80分。運賃は片道1,290円で、「八甲田ロープウェー駅前」で降ります。冬は一部の道路が閉鎖されるため、青森駅と酸ヶ湯温泉の間だけの運行になります。行きの便だけでなく、帰りの最終便の時刻も必ず調べておきましょう。
青森中央ICから国道103号で約19km
車の場合、東北自動車道の青森中央ICから国道103号を通って約19km。青森ICからは約25km、青森東ICからは約26kmあります。国道103号は山を上る道で、冬は路面が凍結し、吹雪で視界が悪くなることがあります。
さおり雪道の運転に慣れていない人は、青森駅からJRバスを利用するほうが安全です。
まとめ|八甲田ロープウェースキー場の樹氷を楽しむ3つのポイント
八甲田ロープウェースキー場は、滑らない人も樹氷を見られる一方で、滑るには経験が必要な山。自分の目的に合った楽しみ方を選べば、安全に冬の八甲田を味わえます。
- 樹氷の見頃は例年1〜2月。ロープウェーは往復で大人2,500円
- 2つのコースは非圧雪。初心者は隣の八甲田国際スキー場へ
- 酸ヶ湯温泉の日帰り入浴は、12月から15時30分受付終了
| 目的 | おすすめの楽しみ方 |
| 樹氷を見たい | 往復券で山頂公園駅へ。午前中に上がる |
| 深雪を滑りたい(中上級) | 回数券でダイレクトコース、フォレストコース |
| 初心者・圧雪コース派 | 隣の八甲田国際スキー場 |
出発前に、公式サイトで運行状況を必ず確認しましょう。予備日を1日入れて、冬の八甲田を楽しんでください。防寒の準備も忘れずに整えておきましょう。
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