
大宮駅で新幹線を待つ間、「どの駅弁を選ぼう?」と売り場の前で立ち止まってしまったこと、ありませんか?選択肢が多すぎて、結局いつもの定番を手に取ってしまう…そんな経験、私にもあります。
でも、せっかくの旅なら、車内で食べる駅弁も特別なものにしたいですよね。家族みんなが「美味しい!」と笑顔になれる、そんな一品を選びたい。
この記事は、東北観光推進機構 東北PR局 山形県アンバサダーで山形県酒田市在住のフリーアナウンサー 荒生沙緒利がご紹介しています。


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私は先日、大宮駅で出会った「秋田比内地鶏こだわり鶏めし」を特急いなほの車内でいただき、その本格的な味わいに感動しました。
この記事では、日本三大地鶏を使った駅弁の魅力を実食レポートでお伝えします。大宮駅での購入方法から、秋田の食文化の奥深さまで詳しく解説しますので、次の旅行で自信を持って選べるようになりますよ。
日本三大地鶏を使った「秋田比内地鶏こだわり鶏めし」が最高だった


大宮駅で駅弁選びに迷ったら、「秋田比内地鶏こだわり鶏めし」を選んでください。
税込1,380円という価格ながら、本格的な味わいとボリュームで大満足できる一品です。
おすすめする理由は3つ。
- 日本三大地鶏の本格的な味わいが楽しめる
- 子供から大人まで楽しめる優しい味付け
- 秋田の郷土食材が一度に味わえる贅沢さ
蓋を開けた瞬間から期待が高まり、食べてみてその期待を裏切らない。そんな駅弁です。
なぜこの駅弁を選んだのか?3つの理由

理由1:日本三大地鶏「比内地鶏」の本物の味が楽しめる

「比内地鶏」という名前、聞いたことはありますか?薩摩地鶏、名古屋コーチンと並ぶ日本三大地鶏の一つで、秋田県が誇る最高級の地鶏なんです。
普通のブロイラー(スーパーで売っている鶏肉)とは全く違う、しっかりした歯ごたえと濃厚な旨み、噛むほどに広がる甘みが特徴。秋田県内の指定農場で約150日間かけて丁寧に育てられます。これは一般的なブロイラー(約50日)の3倍の期間。時間をかけるからこそ、深い旨みが生まれるんです。
旅好きな方なら、「その土地ならではの食材」を味わうことが旅の醍醐味だと感じるはず。この駅弁は、まさに秋田の味を凝縮した一品です。
理由2:家族全員が満足できるバランスの良さ

この駅弁は、照り焼きスライス、つくね、ゴマそぼろと、比内地鶏を3つの調理法で楽しめる構成。つくねは特にふっくらジューシーで、小学生くらいのお子さんでも食べやすい優しい味付けです。
ご飯は比内地鶏のガラスープで炊き上げた秋田県産あきたこまち。食べてみると、しっかりコクがあって、「あ、これただの白米じゃない」ってすぐわかります。
冷たい状態でいただきましたが、比内地鶏の旨みはしっかり感じられました。温め直す手間がないので、車内でさっと食べられるのも嬉しいですね。
理由3:秋田の郷土食材を一度に味わえる贅沢さ

付け合わせにも、秋田ならではの食材がたっぷり。特に印象的だったのが、じゅんさいととんぶり。
じゅんさいは、つるんとした食感が特徴の水草で、秋田県が全国生産量の9割以上を占める特産品。さっぱりとした口当たりが濃厚な比内地鶏の合間の箸休めに最適でした。
とんぶりは「畑のキャビア」とも呼ばれる、プチプチした食感が楽しい食材。蒲鉾の中に入っていて、食べた時の小さな発見がありました。
こうした駅弁を通じて、旅先の食文化に触れられるのって素敵なことだと思いませんか?お子さんに「これ何?」って聞かれたら、ちょっとした食育のチャンスにもなりますよね。
【実食レポート】開けた瞬間から期待が高まる

パッケージと第一印象

大宮駅の改札内にある「駅弁屋 旨囲門」で購入。サイズは約18×18.5×9.5cmで、新幹線のテーブルにもちょうど良く収まります。
平日の日中に立ち寄って、「秋田比内地鶏」という文字を見て直感的に手に取りました。
東京から大宮で新幹線に乗り換えて新潟へ。そこから特急いなほに乗車。車窓から広がる日本海の海岸線を眺めながら、いよいよお弁当タイム。
蓋を開けた瞬間、「綺麗!」という第一印象。比内地鶏の照り焼きが美しく並び、ごまそぼろの黒、錦糸卵の黄色、野菜の緑と、彩りのバランスが素晴らしいんです。思わず写真を撮りました。
お弁当の内容を詳しくチェック

照り焼きスライスは、タレの照りが美しく、一口食べると普通の鶏肉とは明らかに違う、しっかりとした食感と深い旨みが口の中に広がります。
つくねは、ふっくらとしていてジューシー。甘辛いタレが絡んでいて、お子さんがいるご家族なら、きっと喜ばれると思います。
ゴマそぼろは、香ばしいゴマの風味と鶏肉の旨みが合わさって、ご飯との相性が抜群。
ご飯は、比内地鶏のガラスープで炊いた秋田県産あきたこまち。鶏の旨みがご飯一粒一粒に染み込んでいて、おかずがなくてもこのご飯だけで十分美味しいんです。
じゅんさいの酢の物は、つるんとした独特の食感が新鮮。濃厚な比内地鶏を食べた後に口に入れると、さっぱりとして良いリセットになります。
とんぶり入りの蒲鉾は、プチプチした食感が楽しい。ちなみに、とんぶりは「ホウキギ」という植物の実を加工したもので、「畑のキャビア」という別名があるんですよ。
実際に食べてみた感想

特急いなほの車窓から見える日本海の海岸線を眺めながら、この駅弁をいただく…これが、本当に幸せな時間でした。
電車での食事って、景色と食事が一体になって、いつもより美味しく感じられる気がしませんか?波打つ海を見ながら、秋田の味を楽しむ。旅の醍醐味ですよね。
サイズ感も、電車のテーブルで食べるのにちょうど良く、食べ終わった後の満足感もばっちり。「1,380円でこのクオリティなら、コスパも良い!」というのが正直な感想です。
知っておきたい!関根屋と比内地鶏のストーリー

創業1929年、秋田の老舗駅弁メーカー「関根屋」

この駅弁を作っているのは、関根屋という秋田市の老舗駅弁メーカー。創業は1929年、今年で90年以上の歴史を持つ会社なんです。
昭和初期から、秋田県内の主要駅や百貨店のイベントで駅弁を作り続けてきた関根屋。その長い歴史の中で培われてきたのが、「地元素材へのこだわり」です。
比内地鶏、秋田県産のお米、地元で採れる野菜…すべて秋田の食材にこだわって、「秋田の味」を守り続けている。そんな姿勢が、この駅弁からも伝わってきます。
比内地鶏が「日本三大地鶏」と呼ばれる理由

比内地鶏は、古来から秋田で親しまれてきた郷土の味。秋田では、すき焼き、親子丼、鶏めしなど、さまざまな郷土料理に使われています。
深い旨み、濃厚な脂、噛むほどに広がる味わい。これが「日本三大地鶏」と呼ばれる理由です。
私も山形県アンバサダーとして東北各地を訪れる中で、隣県の秋田には何度も足を運んでいます。秋田は本当に美味しいものがたくさんあって、比内地鶏もその一つ。東北全体の魅力を発信する立場として、こうした素晴らしい食材を紹介できるのは嬉しいことです。
なぜ駅弁で比内地鶏が活きるのか

この駅弁では、照り焼き、つくね、そぼろと、3つの異なる調理法で比内地鶏を楽しめます。それぞれの調理法で、比内地鶏の違った魅力が引き出されているんですね。
しかも、比内地鶏は冷めても美味しいという特性があります。脂の質が良いので、冷たくなっても固まりにくく、旨みはしっかり感じられる。これって、駅弁にとって最高の条件ですよね。
大宮駅での購入方法と知っておくべきポイント

どこで買える?販売場所の詳細

販売場所:ecute大宮内「駅弁屋 旨囲門」
大宮駅の改札内にあるので、新幹線に乗る直前に購入できて便利です。営業時間は朝7時頃から夜21時頃まで(要確認)
いつ買うのがベスト?売り切れ注意
この駅弁は人気商品で、しかも限定入荷のため、午前中に購入するのがおすすめです。昼前後になると品切れしてしまうケースが多いので、旅行当日は早めの時間帯に大宮駅に着くようにスケジュールを組むと安心です。
価格と購入のコツ
価格:税込1,380円
駅弁としては中価格帯ですが、日本三大地鶏を使っていて、ボリュームもしっかりあることを考えると、コストパフォーマンスは良いと思います。
項目 | 詳細 |
商品名 | 秋田比内地鶏こだわり鶏めし |
価格 | 税込1,380円 |
販売場所 | ecute大宮「駅弁屋 旨囲門」(改札内) |
営業時間 | 朝7時頃〜夜21時頃(要確認) |
おすすめ購入時間 | 午前中 |
ecute大宮「駅弁屋 旨囲門」 公式サイト
FAQ:秋田比内地鶏こだわり鶏めしのよくある質問

Q1. 温かい状態で食べられますか?
A. 基本的には冷たい状態での販売です。ただ、冷めても美味しく作られているのが駅弁の魅力。比内地鶏は冷たい状態でも旨みがしっかり感じられます。
Q2. 子供でも食べやすいですか?
A. はい、小学生くらいのお子さんなら問題なく食べられます。照り焼きやつくねは甘辛の優しい味付けで、辛味はありません。
Q3. アレルギー対応は?
A. 鶏肉、卵、小麦、ごまなどを使用しています。詳細は購入時に店舗で確認することをおすすめします。
Q4. 日持ちはどのくらい?
A. 駅弁は当日中にお召し上がりください。購入後は直射日光を避け、なるべく早めに食べるのがベストです。
Q5. 他の秋田の駅弁との違いは?
A. 関根屋の駅弁は、比内地鶏へのこだわりと、照り焼き・つくね・そぼろの3種類の調理法で楽しめる点が特徴です。秋田の郷土食材も豊富に使われています。
まとめ:大宮駅で迷ったら「秋田比内地鶏こだわり鶏めし」を選ぼう

大宮駅で駅弁に迷ったら、「秋田比内地鶏こだわり鶏めし」を選んでください。
日本三大地鶏の本格的な味わい、家族全員が満足できるバランスの良さ、そして秋田の食文化を学べる楽しさ。この駅弁には、旅を豊かにする要素がすべて詰まっています。
私自身、特急いなほの車窓から日本海を眺めながらこの駅弁を食べた時間は、本当に幸せなひとときでした。美味しい食事と美しい景色、そして旅のワクワク感。そのすべてが合わさって、忘れられない思い出になりました。
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