庄内の夏〜初秋に出回る「庄内小茄子」。
袋いっぱいに手に入ったとき、こんなお悩みはありませんか?
- 一度に使いきれない
- 冷蔵庫でしなびさせてしまう
そんなときにおすすめなのが、
郷土料理「なすごんげ」
実はこれ、
- 小茄子の大量消費に最適
- 作り置きできる常備菜
- 美容・腸活にも嬉しい
という、女性にぴったりの一品なんです。


荒生沙緒利
SAORI ARAO
- 山形県アンバサダー@東北観光推進機構 東北PR局
- フリーアナウンサー
- 山形県酒田市在住
\冷蔵庫にストックしたい一品/
なすごんげとは?庄内に伝わる“保存の知恵”
「なすごんげ」とは、山形県庄内地方の郷土料理です。
ナスを細かく刻み、味噌や薬味と混ぜることで保存性を高めた、昔ながらの常備菜です。
この料理の名前の「ごんげ」という言葉は、庄内弁で「いっぱい・たくさん・(量が)ものすごい」という意味です。その名の通りたくさんのナスを使って作ることから、その名がつけられました。
冷蔵庫で3〜4日保存可能。
東北では、夏野菜を無駄にしないための知恵として親しまれてきました。
さおりまさに「大量消費×保存食」の代表格です!
材料 (2〜3人分)
- ナス 4本(300g)
- 大葉 10枚
- ごま油 大さじ1
■合わせダレ
- 味噌 大さじ1
- お酒 大さじ1
- みりん 大さじ1
作り方
- ナスは、乱切りにし、水にさらしてアク抜きする
- 大葉は千切りにする
- 味噌・お酒・みりんを混ぜ、合わせダレを作る
- フライパンにごま油(大さじ1)を中火で熱し、ナスを入れて全体的に油が回るように中火でざっくりと炒める。(ナスは油をよく吸うので多め)
- ナスがしんなりしたら、3で作っておいた合わせダレを入れて中火で炒める
- 最後に大葉をちらして完成!
ごま・刻みネギなども相性ピッタリ!
ピリッとした辛さが欲しい時には鷹の爪を加えるのもおすすめですよ。
さおりお好みのトッピングを試してみてね!
ナスが女性に嬉しい理由【美容・健康】
① ナスニン(抗酸化ポリフェノール)
紫の皮に含まれるナスニンは、強力な抗酸化成分。
・紫外線ダメージ対策
・エイジングケア
・肌のくすみ予防
夏終わりの“ゆらぎ肌”に心強い存在です。
② カリウム(むくみ対策)
・余分な塩分排出
・むくみ改善
・血圧サポート
漬物文化がある東北でも、体のバランスを整えてくれます。
③ 食物繊維(腸活)
・便秘予防
・腸内環境改善
・代謝サポート
発酵味噌と組み合わせることで、腸活効果はさらにアップ。
東北の茄子文化と保存食の知恵

東北は寒暖差が大きく、野菜の旨みが濃く育ちます。特に山形県庄内地方は、日本海側特有の湿度と寒暖差に恵まれ、野菜のうま味が凝縮されやすい土地。
短い旬を活かすため、
・粕漬
・からし漬
・しょうゆ漬
・糀漬
・味噌漬
といった保存食文化が発展しました。
大量に収穫できる夏野菜を、無駄なく、美味しく、美しく食べる。それが東北の食の知恵です。
発酵食品は腸内環境を整え、美容にも◎。
冷蔵庫にあるだけで、“整う食卓”がすぐに叶います。
\冷蔵庫にストックしたい一品/
焼きなすとなすごんげは、何がどう違う?
秋になると「焼きなすとなすごんげって、どう違うの」と聞かれることがあります。どちらもなすが主役ですが、目的がまったく別ものです。
| 焼きなす | なすごんげ | |
|---|---|---|
| 切り方 | 丸ごと焼いて皮をむく | 細かく刻む |
| 味つけ | しょうがやしょうゆで、あっさり | 味噌と薬味でしっかり |
| おいしい時 | 焼きたてが主役 | 冷めてから味がなじむ |
| 日持ち | その日から翌日まで | 冷蔵で3〜4日 |
| 向く場面 | その日の一品 | 作り置き、大量消費 |
焼きなすは、なすそのものの味を楽しむ料理。なすごんげは、味噌の塩分で日持ちさせて、たくさんのなすを食べきるための料理です。「ごんげ」は庄内のことばで「たくさん」という意味で、名前がそのまま役割を表しています。
なすが1本か2本なら焼きなす。袋いっぱいに手に入ったら、なすごんげ。この基準で選ぶと失敗しません。
なすといっしょに、だだちゃ豆や薬味も残っているときは、まとめて片づけてしまう手もあります。
関連記事
>お盆の残り野菜で作り置き|だだちゃ豆となすの簡単副菜
秋なすは9月から10月がいちばん旨い
なすは夏の野菜だと思われがちですが、9月をすぎたころからのものは「秋なす」と呼ばれ、味がぐんと変わります。気温が下がると実がゆっくり育つぶん、皮が薄くやわらかくなり、甘みも増していきます。
さおり私がなすごんげを作るなら、断然この時期のなすです
皮がやわらかいということは、刻んだときの口当たりがよくなるということ。秋のなすは、なすごんげと相性がいいのです。
秋なすといえば「秋なすは嫁に食わすな」ということわざが有名です。江戸時代前期の書物にすでに登場する古い言い回しで、意味には昔からいくつかの説があります。
- 秋なすはおいしいから食べさせたくない、といういじわる説
- 体を冷やすから食べさせない、という気づかい説
- 種が少ないので縁起をかついだ、という説
どの説をとるにしても、共通しているのは「秋なすはおいしい」という前提です。それだけの味だと、昔から認められてきた証拠だと思っています。
秋にかけて庄内で何が旬を迎えるかは、こちらにまとめています。
関連記事
>庄内の秋の味覚カレンダー|9〜11月の旬を月別に解説
庄内の「民田なす」はどんななす?
庄内の小さな丸なすといえば、鶴岡市の民田地区に伝わる「民田なす」が知られています。山形県が伝統野菜として紹介している在来作物のひとつです。
特徴は、早生の丸なすで皮がしっかりしていること。果肉がきゅっとしまっていて、噛んだときにパリッとした歯ざわりが残ります。収穫は7月のはじめから10月中旬ごろまで続きます。
江戸時代、民田の八幡神社の社殿を建てるときに、京都から来た宮大工が種を持ち込んだのがはじまりと伝えられています。数百年、この土地で受け継がれてきたなすです。
この歯ざわりが生きるのが漬物で、なかでも「民田なすのからし漬」は庄内を代表する一品です。塩漬けにしてから酒かすで塩を抜き、砂糖や酒かす、からしに漬け込んでいく、手間のかかる作り方をします。
なすごんげにするなら、皮のやわらかい庄内小茄子や米なすが刻みやすく、味噌ともよくなじみます。民田なすは漬物でこそ持ち味が生きる、と覚えておくと選びやすくなります。
まとめ|なすごんげは「大量消費できる美容常備菜」
なすごんげは、
- 庄内小茄子の大量消費に最適
- 作り置きOKの常備菜
- 抗酸化&腸活サポート
- 東北の保存文化が生んだ知恵
という、現代女性にぴったりの郷土料理。
それは、東北が教えてくれる、やさしい暮らし方です。
そして本場の味を楽しみたい方には、
【ふるさと納税】庄内小茄子漬 5種類セット
(粕漬・からし漬・しょうゆ漬・糀漬・味噌漬)
がおすすめです。
ふるさと納税という形で、東北の農業と発酵文化を未来へつなぐ選択もまた、
今の時代らしい“美しい消費”なのかもしれません。
さおり山形・庄内の恵みを、ぜひご家庭の食卓へ!
\冷蔵庫にストックしたい一品/

