
やま君東京の桜、今年も気づいたら散ってた…
宮さん東京の人混みの中でお花見は疲れる…
実は東京の桜が散った約2週間後、まだ間に合う桜があるんです!
福島県喜多方市では約1,000本のしだれ桜がちょうど見頃を迎えます。
さおりしかもここは、かつてSLが走っていた廃線跡。
「日中走らぬ日中線」と呼ばれた不思議なローカル線の線路跡が、約40年かけて全長3kmのピンクの桜のトンネルに生まれ変わった場所です。遊歩道の途中には、実際に走っていたSL(C11形63号機)がしだれ桜に包まれて静かに佇んでいます。
東北PR局・山形県アンバサダーとして東北各地を旅してきた私・荒生沙緒利が、2026年の開花情報・撮影スポット・喜多方ラーメンの朝ラー文化・廃線の歴史まで、この記事1本にまとめました。
「走れなかった路線」が「歩いて楽しむ桜の名所」になった物語を知ってから訪れると、何気ない1枚の写真がきっと特別なものになります。夜桜ライトアップのあとは、日中線の終着駅だった場所に湧く熱塩温泉へ。桜シーズンは宿が早く埋まるので、読んだら先に宿だけ押さえておいてください!

荒生沙緒利
SAORI ARAO
- 山形県アンバサダー@東北観光推進機構 東北PR局
- フリーアナウンサー
- 山形県酒田市在住
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「日中走らぬ日中線」——廃線が1,000本の桜に生まれ変わるまで

かつてSLが走った11.6kmのローカル線
喜多方駅から熱塩駅までの11.6km。日中線は、昭和13年に開業した国鉄のローカル線でした。
もともとは栃木県の今市から山形県の米沢までを一気に貫く「野岩羽線(やがんうせん)」という壮大な計画の一部だったのですが、結局この区間だけしか完成しなかった、いわば”未完の路線”です。
しかも1日たった3往復。昼間はまったく列車が来ないため、地元では「日中走らぬ日中線」と皮肉交じりに呼ばれていたそうです。名前に「日中」とついているのに日中は走らない——なんだか憎めないエピソードですよね。
廃線から桜の道へ——線路がピンクに染まるまで
昭和49年にSLの定期運行が終わり、昭和59年に全線廃止。役目を終えた線路跡は、先人の偉業を後世に伝えるための緑道公園として生まれ変わることになりました。
昭和63年、約3kmの遊歩道沿いにしだれ桜が植えられ、中間地点にはかつて実際に走っていたC11形63号機が保存されました。あれから約40年。苗木だった桜は大木に育ち、今では頭上を覆い尽くすピンクのトンネルになっています。
2026年の見頃はいつ?さくらまつり・ライトアップ情報

2026年の開花予想と見頃
桜の品種はベニシダレとヤエベニシダレの2種類。東京のソメイヨシノより約2週間遅れで咲くので、「都内の桜を逃した!」という年でも間に合います。
2026年の見頃は4月11日〜20日頃の予想です。ただし年によって1週間ほどズレることもあるので、「日程を先に決める」よりも「開花予測を見てから日程を決める」方が確実です。
開花情報は喜多方観光物産協会の公式サイトで随時更新されます。
喜多方さくらまつり 2026
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催期間 | 2026年4月9日(木)〜4月23日(木) |
| ライトアップ | 4月13日(月)〜4月19日(日) 18:30〜20:00 |
| 入場料 | 無料 |
| 問合せ | 喜多方観光物産協会 0241-24-5200 |
SL×しだれ桜を撮る——2人で歩く撮影スポットガイド

① SL広場(C11形63号機×しだれ桜)
遊歩道のちょうど中間あたりに、かつて日中線を走っていたC11形63号機が線路の上に保存されています。満開の時期には、黒い車体がピンクの花に包まれる唯一無二の光景が現れます。
② 桜のトンネル——約3kmのピンクの回廊
道の両側からしだれ桜が枝を伸ばし、頭上をすっぽり覆う区間があります。広角で奥行きを活かすもよし、花を下から見上げて繊細な枝ぶりを撮るもよし。
スマホでも十分きれいに撮れますが、もし広角レンズがあれば、桜のトンネルの「どこまでも続く感じ」がグッと引き立ちます。
撮影のベストタイミングと混雑回避
早朝(8時前)が最もおすすめ。柔らかい光で花の色が美しく、人も少なく2人でゆっくり撮れます。臨時駐車場は午前10時で満車になることもあるので、車の場合は8時前到着が鉄則です。
| 時間帯 | 特徴 |
|---|---|
| 早朝(8時前) | 柔らかい光で花の色が美しい。人も少なく2人でゆっくり撮れる |
| 日中 | 明るく全体を撮りやすいが、混雑のピーク |
| 夕方 | 横からの光で花びらが立体的に映える |
| 夜(18:30〜20:00) | ライトアップで昼とはまったく違う幻想的な雰囲気 |
ひとつだけ注意点。臨時駐車場は午前10時で満車になることも珍しくありません。車の場合は8時前の到着を強くおすすめします。電車ならJR喜多方駅から徒歩5分なので、混雑を気にせず楽しめます。
歩いたら朝ラー。喜多方でしかできない朝からラーメン体験

朝7時からラーメンを食べる町
喜多方には「朝ラー」という独自の食文化があります。もともとは工場の夜勤明けや農作業前の人たちが、朝食代わりにラーメンをすすっていたのが始まり。観光客向けのイベントではなく、地元の暮らしから自然に生まれた習慣です。
朝からラーメン?と驚くかもしれませんが、喜多方ラーメンは平打ちの多加水麺(水分を多く含ませた麺)を使っていて、あっさりしたスープとの相性が抜群。朝の胃にもすんなり入ります。
さおり喜多方ラーメンは札幌・博多と並ぶ「日本三大ラーメン」のひとつです。
カップルで行きたいおすすめ3店
| 店名 | 味の特徴 | 営業開始 |
|---|---|---|
| 坂内食堂 | 塩ベースの透き通るスープ。チャーシューで麺が見えない「肉そば」が名物 | 7:00 |
| まこと食堂 | 煮干しと豚骨を合わせた醤油スープ。創業時から変わらない味 | 7:30 |
| 源来軒 | 喜多方ラーメンの元祖。大正末期に屋台から始まった歴史ある一杯 | 10:00 |
夜桜のあとは熱塩温泉へ——日中線の終着駅に湧く650年の名湯

ライトアップを楽しんだあと、どこに泊まるか。せっかくなら、日中線の終着駅「熱塩駅」があった場所に湧く温泉はいかがでしょうか。
熱塩温泉は650年の歴史を持つ湯治場で、泉温68度の高温泉。名前の通り塩分を含んだお湯が特徴で、体の芯からじっくり温まります。喜多方市街から車で約20分です。
\桜シーズンの週末は早く埋まります/
さおり「温泉より市街地が便利」という方には、喜多方駅近くのガーデンホテル喜多方もあります。翌朝の朝ラーへ歩いて行ける立地です。
アクセス完全ガイド|東京から約3時間の桜旅

電車でのアクセス
| 区間 | 手段 | 所要時間 |
|---|---|---|
| 東京駅 → 郡山駅 | 東北新幹線 | 約1時間20分 |
| 郡山駅 → 会津若松駅 | JR磐越西線(快速) | 約1時間10分 |
| 会津若松駅 → 喜多方駅 | JR磐越西線 | 約15〜20分 |
| 喜多方駅 → 遊歩道入口 | 徒歩 | 約5分 |
乗り換えは郡山と会津若松の2回。合計約3時間で到着します。
車でのアクセス
| 区間 | ルート | 所要時間 |
|---|---|---|
| 東京方面 → 会津若松IC | 東北道→磐越道 | 約3時間30分 |
| 会津若松IC → 喜多方 | 一般道 | 約30分 |
よくある質問

まとめ|SLが走れなかった線路を、2人で歩いてみよう

「日中走らぬ日中線」——走れなかった線路跡が、約40年かけて1,000本のしだれ桜の道になりました。
SLとしだれ桜が重なるあの構図は、ここでしか撮れません。歩いたあとは朝ラー、夜は熱塩温泉。喜多方だからこそ組める旅のルートです。
桜シーズンの宿は早く埋まります。旅の計画が固まったら、まず宿の空室確認から動いてください!
\満室になる前に日程だけ確認/

