
「今年の夏は東北に行ってみない?」
家族からそう言われたとき、最初は戸惑いませんか?関西や九州には何度も家族旅行で訪れていたのに、東北となると何から始めていいのか分からないですよね!?
松島湾…実は私も小学生の時に修学旅行で訪れた思い出の場所。あの時、遊覧船からカモメに餌をあげた時の興奮は今でも忘れられません。そして一昨年の夏、20年ぶりに訪れた松島湾は、私の記憶以上に魅力的な場所でした。
この記事は、東北観光推進機構 東北PR局 山形県アンバサダーで山形県酒田市在住のフリーアナウンサー 荒生沙緒利がご紹介しています。


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昨年の夏は記録的な暑さでしたが、松島湾では潮風に吹かれながら、涼やかに観光を楽しむ家族の姿がたくさん。
「東京より10度は涼しい」という声も。実際、2023年には295万人以上の観光客が訪れ、コロナ前の水準にまで回復したんです。
修学旅行の思い出が、今度は家族との夏の思い出に。きっと、お子様の「夏休みの思い出」ランキング1位になることでしょう。
なぜ松島がおすすめなの?

「東北って遠そう…」そんな風に思っていませんか?実は東京から新幹線で約2時間半。週末旅行にもぴったりなんです!
松島は、夏でも比較的涼しく過ごしやすい観光地として知られています。海からの心地よい風が吹き抜け、木々の緑も目に優しい。都会の喧騒を離れて、家族でゆったりと過ごすのにうってつけの場所なんです。
瑞巌寺を訪れるべき3つの理由

1. 荘厳な国宝建造物
瑞巌寺は、伊達政宗が建立した由緒ある禅寺。国宝に指定された本堂は、豪華絢爛な装飾に子どもたちも目を輝かせること間違いなしです。
「でも子連れだと静かにしていられるか心配…」そんな不安も大丈夫!境内は広々としていて、小さなお子様連れでも気兼ねなく参拝できます。

2. お手頃な拝観料金
拝観料金は大人700円、小中学生400円とリーズナブル。4人家族でも2,200円で楽しめます。30名以上の団体料金もあるので、友達家族と一緒に訪れるのもおすすめですよ。
3. 見どころ満載の本堂
襖絵や欄間の彫刻など、見どころが盛りだくさん。特に子どもたちに人気なのが「鳴き龍」。天井に描かれた龍の下で手を叩くと、不思議な反響音が聞こえるんです。わが家の子どもたちも大興奮でした!
松島遊覧船で巡る絶景ポイント

おすすめは50分の仁王丸コース
大人900円で、松島の島々を優雅に巡れる遊覧船。「50分も持たないかも…」と心配な方も、実は船内から見る景色があまりに素晴らしくて、あっという間に感じられるんですよ。
遊覧船からの眺めは、まさに絶景!大小260余りの島々が織りなす風景は、写真では伝えきれないほどの迫力です。潮風に吹かれながらの船旅は、夏の暑さも忘れさせてくれます。
ファミリーにおすすめの乗船時間

お子様連れなら午前中の便がおすすめ。比較的空いていて、暑さも控えめ。

私が遊覧船から撮った松島の様子です。涼しげでしょう?
また、船酔いが心配な方は、おなかを空かせすぎない程度に軽く食事をしてから乗船するのがコツです。
2025年夏限定!豪華イベントが目白押し

「夏休みの思い出作り、何かいいイベントないかなぁ」
そんな方に朗報です!2025年の松島湾は、見逃せないイベントが盛りだくさん。
まず、7月14日(日)の「塩竈みなと祭前夜祭花火大会」
なんと約8,000発もの花火が夜空を彩ります。オープンな海上から打ち上げられる花火は、まるで360度の特等席!水面に映る花火と、上空で咲く花火のダブルの美しさは、都会では決して見られない絶景です。

そして8月15日・16日には「松島流灯会 海の盆」が開催。
1000個以上の灯籠が松島湾を優しく照らす様子は、まるでジブリ映画のワンシーンのよう。
お子様と一緒に灯籠流しに参加することもできます。
さらに8月24日・25日は「東松島夏祭り」と「松島基地航空祭」が連続開催!
特に25日のブルーインパルスの展示飛行は必見です。青空を自由自在に舞う航空機のパフォーマンスに、子供たちの目が輝くこと間違いなし!
【保存版】松島湾への賢い行き方

「イベントは魅力的だけど、家族4人の交通費が心配…」
そんな心配、私が解決方法をお教えします!
実は松島湾、アクセス方法によって予算が大きく変わるんです。
例えば、新幹線なら約2時間30分で到着。家族4人で往復の場合
- 新幹線利用:約88,000円
- マイカー利用:高速道路料金約16,000円(往復)+ガソリン代
- 飛行機+電車:約60,000円〜80,000円
一見、マイカーが安そうに見えますが、実は穴場の方法が!
それは「JR EAST PASS」の利用。5日間乗り放題で大人1人30,000円、お子様は半額。家族4人でも90,000円で、新幹線も在来線も使い放題なんです。
詳しくはこちら:JR EAST PASS
マイカーでお越しの方も安心!松島湾周辺には、無料の三十刈駐車場(310台収容)をはじめ、たくさんの駐車場があります。

三十刈駐車場は24時間営業で、観光スポットへのアクセスも便利ですよ!
子連れファミリーの心強い味方!

ベビーカーOKスポットMAP
「ベビーカーで回れるの?」
これ、実は多くのママさんから聞かれる質問なんです。
結論から言うと、松島湾のほとんどのスポットはベビーカーでOK!
特に福浦島は舗装された道があり、ベビーカーでの散策にピッタリ。入口でもらえるマップには、どの道が舗装されているか明記されているので安心です。

ただし、いくつか注意点もあります!
例えば瑞巌寺は、境内ではベビーカー不可。でも大丈夫!入口にベビーカーを置けるスペースがあるので、抱っこ紐があれば問題なし。参道は十分な幅があって車の通りも少ないので、ベビーカーでの移動もラクラクです。
遊覧船は1階までならベビーカーOK。2階に上がる時は一度抱っこする必要がありますが、スタッフさんが荷物運びを手伝ってくれるので助かります。
お財布に優しい!家族で楽しむグルメガイド

「観光地って、どうしても食事代が気になりますよね…」
実は松島湾、リーズナブルで美味しいお店がたくさんあるんです!
キボッチャ・森のレストラン

キッズうどんが220円、キッズプレートが660円と、お手頃価格。しかも、地元の食材を使った本格的な味なんです。

キボッチャとは、防災体験型宿泊施設です!2018年に開業しました
住所
〒981-0411
宮城県東松島市野蒜字亀岡80番 KIBOTCHA
松島さかな市場

産地直送のお魚・海産物が1500種類以上あります!
市場内で散策しながらオープンスペースでお寿司・丼物・バーガー・ラーメンなど150種類の中から選びながら食事をすることができるので、とっても楽しいです。
住所
〒981-0213 宮城県宮城郡松島町松島字普賢堂4-10
たいかん亭

松島を代表する観光スポット・五大堂の目の前にある有名なレストランです。
1Fはご休憩で利用できるCafeコーナー・2Fは松島三ツ星冬ランチ「グランプリ」の洋食店・4Fは海鮮丼や仙台名物牛タンが食べられる和食レストランとフロアごとに異なるグルメが楽しめます!
4Fの「和風レストラン 五郎八」にはお子様ランチがあり、660円とリーズナブルです。

住所
〒981-0213宮城県宮城郡松島町字町内98-9
よくある質問(FAQ)

実は、私のところにもよく質問が寄せられるんです。特によく聞かれる疑問にお答えしますね。
「子供料金は何歳から必要?」
- 遊覧船:小学生から(未就学児は無料)
- 瑞巌寺:小学生から(未就学児は無料)
- 水族館:4歳以上(3歳以下は無料)
「ベビーカーはどこまで持ち込める?」
- 遊覧船:1階デッキまでOK(2階は階段のため不可)
- 瑞巌寺:参道まで(境内は抱っこ紐推奨)
- 水族館:全館OK(エレベーター完備)
「混雑を避けるコツは?」
遊覧船は時間帯で全然違います。
- 朝(9:00〜10:00):空いてて快適♪
- 昼(11:00〜14:00):観光バスのピーク
- 夕方(15:00〜16:00):再び空いてきます
「瑞巌寺のおすすめ時間帯は?」
- 開門直後の8:30〜10:00がおすすめです。

朝一番の空気は、なんだかご利益も倍増な気がしますよ(笑)
まとめ:家族の「夏休みの思い出」、今年は松島湾で作りませんか?

松島湾は、想像以上に家族旅行に適した観光地なんです。東京からのアクセスも良く、夏は涼しく、子供が喜ぶスポットも満載。
特に2025年の夏は、特別なイベントが目白押し。ブルーインパルスの展示飛行に、幻想的な灯籠流し、8000発の花火…。きっと、家族みんなの心に残る思い出になることでしょう。
私も、この記事を書きながら、姪っ子と一緒に過ごした松島湾での時間を思い出していました。海からの風に吹かれながら、島々を眺める。そんなゆったりとした時間は、都会では味わえない贅沢かもしれません。
ぜひ、あなたも家族で松島湾を訪れてみてください。きっと、新しい東北の魅力を発見できるはずです。
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