やま君シルバーウィークに紅葉って、東北ならもう見られるのかな?
宮さんまだ早い気もするし…わざわざ行って緑一色だったら悲しい。
2026年9月19日(土)から23日(水)は、11年ぶりとなるシルバーウィークの5連休。この時期に東北へ行くなら、気になるのは「紅葉は間に合うのか」ではないでしょうか。
結論から言うと、平地の紅葉にはまだ早い一方で、標高1,100mを超える山の上なら9月下旬に色づきが始まります。つまり「行き先を山に絞れば間に合う」連休なんです。
山形県酒田市に暮らしながら東北の観光に携わる立場から、連休に色づきが期待できる紅葉スポット4つと、拠点にしたい宿のエリアをまとめました。山あいの宿は部屋数が少ないので、候補が決まったら早めに動くのが正解です。

荒生沙緒利
SAORI ARAO
- 山形県アンバサダー@東北観光推進機構 東北PR局
- フリーアナウンサー
- 山形県酒田市在住
\11年ぶりの5連休、山あいの宿は早い者勝ち/
シルバーウィーク2026に東北の紅葉は間に合う?

2026年のシルバーウィークは、敬老の日(9月21日・月)と秋分の日(9月23日・水)に挟まれた22日(火)が「国民の休日」になることで成立する、19日(土)からの5連休です。前回の成立は2015年で、次は2032年といわれています。
肝心の紅葉は、東北といっても平地はまだ夏の名残の緑。色づきは標高の高い場所から順に、山を駆け下りるように進みます。連休に紅葉を狙うなら「高いところへ行く」が唯一の答えです。
目安は標高1,100m以上。この高さから上は例年9月下旬に色づきが始まり、10月上旬〜中旬に見頃を迎えます。麓の温泉街が色づくのは、そこからさらに3〜4週間後です。
さおり9月下旬の東北は「山の上だけ秋、麓はまだ夏」。同じ日に2つの季節を歩けるのが、この時期ならではの贅沢です。
シルバーウィークに間に合う東北の紅葉スポット4選

9月下旬に色づきが期待できる高標高のスポットを4つ。いずれも登山装備なしで、車やロープウェーで一気に「秋」までたどり着けます。
| スポット | 県 | たどり着ける標高 | 例年の色づき |
|---|---|---|---|
| 栗駒山(いわかがみ平) | 宮城・岩手・秋田 | 1,116m(山頂1,626m) | 9月下旬〜10月上旬が見頃 |
| 八幡平(見返峠) | 岩手・秋田 | 約1,500m(山頂1,613m) | 9月下旬から色づき始め |
| 八甲田(山頂公園駅) | 青森 | 1,324m | 山頂付近は9月下旬から |
| 鳥海山(鉾立) | 秋田・山形 | 1,150m | 9月下旬〜10月中旬 |
栗駒山|「神の絨毯」と呼ばれる東北屈指の色
宮城・岩手・秋田にまたがる標高1,626mの山。斜面いっぱいが赤や黄で染まる光景は「神の絨毯」と称されます。宮城県側の登山口・いわかがみ平(標高1,116m)まで車で上がれるので、駐車場に着いた時点ですでに紅葉の高さ。山頂まで歩くなら中央コースで上り1時間30分ほどです。宮城県観光連盟の案内でも見頃は9月下旬〜10月上旬とされ、4つの中でもっとも間に合いやすい一つです。
関連記事>栗駒山の紅葉「神の絨毯」ガイド|見頃・登山コースを解説
八幡平|歩かずに標高1,500mの紅葉へ
岩手と秋田を結ぶ全長約27kmの「八幡平アスピーテライン」は、標高1,613mの八幡平を横断する山岳道路。岩手県側の見返峠(標高約1,500m)には駐車場と展望台があり、車を降りてすぐ眼下の紅葉を見下ろせます。トドマツの濃い緑にダケカンバの黄とナナカマドの朱が浮き上がる色合いが八幡平らしさ。山頂付近は9月下旬から色づき始めます。
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八甲田|ロープウェー10分で山頂の秋へ
青森市街から車で1時間ほどの八甲田は、ロープウェーがあるのが強み。山麓駅から約2,460mを約10分で登り、標高1,324mの田茂萢岳(たもやちだけ)にある山頂公園駅へ。運賃は大人往復2,200円、運行は9:00〜16:20です(2026年7月時点)。駅からは湿原をめぐる遊歩道「八甲田ゴードライン」が整備され、木道歩きで紅葉を楽しめます。色づきは山頂付近が9月下旬、中腹が10月上旬、山麓が10月中旬と、ひと月かけて下りてきます。
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鳥海山 鉾立|紅葉と日本海を一度に見下ろす
私の地元・庄内から毎日見上げている鳥海山。「鳥海ブルーライン」の最高所にあたる五合目・鉾立(標高1,150m)まで車で上がれます。展望台は駐車場から舗装路を400mほど歩くだけ。V字に切れ込んだ奈曽渓谷の紅葉を見下ろし、視線を上げれば日本海が広がります。山の紅葉と海を同じ画角に収められる場所は、東北でもそう多くありません。色づきは例年9月下旬〜10月中旬です。
さおり鉾立は夕方の光がとくにきれい。日本海に日が落ちる時間に合わせて上がると、紅葉が夕日で赤く染まって見えます。ただし下りは真っ暗になるので、麓に泊まる前提で組んでくださいね。
紅葉の山旅は「麓の温泉宿」を拠点にすると失敗しない

①山の道には門限がある。八幡平アスピーテラインは秋が深まると夜間通行止めになり、2025年は10月17日から17:00〜翌8:30が通行止めでした。
②朝いちばんが晴れやすい。山の上は午後にガスがかかりやすく、麓に前泊すると勝率が上がります。
③湯上がりに秋を味わえる。新米やきのこなど、東北の食がいちばん充実する時期でもあります。
| 紅葉スポット | 拠点にしたい宿エリア |
|---|---|
| 栗駒山 | 鳴子温泉郷・くりこま高原駅周辺 |
| 八幡平 | 安比高原・八幡平・盛岡 |
| 八甲田 | 青森市街・浅虫温泉 |
| 鳥海山 鉾立 | 由利本荘・象潟・庄内(酒田・鶴岡) |
八幡平には標高1,400m、東北最高所の宿「藤七温泉 彩雲荘」もあります。営業は4月下旬から10月下旬までの季節限定で、紅葉シーズンはとくに人気が集まります。
山の宿は客室数が少なく、大型連休は「行けるかも」と思った段階で仮押さえするのが鉄則。キャンセル無料の期限を確認しておけば、天気を見て判断する余地も残せます。
\標高1,500mの紅葉ドライブを拠点から/
紅葉旅で押さえておきたい3つの注意点

紅葉の進み方はその年の気温で前後します。ここで挙げた「例年」はあくまで目安。出発の1週間前になったら、各スポットの公式サイトで最新の色づき状況を必ず確認してください。
①服装は「もう一枚」を必ず持つ。標高1,300mの山頂は麓より7〜8℃低いと考えておくと安心です。麓が半袖でも、山の上は薄手のダウンが必要な日があります。
②道路規制の情報を直前に取る。栗駒山のマイカー規制、八幡平アスピーテラインの夜間通行止めなど、山岳道路は時期で条件が変わります。いずれも例年10月に入ってからですが、日程は年ごとに違います。
③初日と最終日泊を狙う。大型連休は中日(9月20日〜22日泊)から埋まります。19日泊や22日泊にずらすだけで、選べる宿がぐっと増えます。
まとめ
2026年のシルバーウィークは9月19日〜23日の5連休。この時期の東北で紅葉を狙う答えは「標高1,100m以上の山へ行く」です。栗駒山・八幡平・八甲田・鳥海山なら、色づき始めから見頃の景色に出会える可能性があります。
そして山の紅葉は、麓に泊まってこそ。門限のある山岳道路も、午後にかかるガスも、前泊しておけば気にせずにすみます。11年ぶりの5連休、行き先が決まったら宿から先に押さえてしまいましょう。
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\満室になる前に日程だけ確認/

