【鶏むね肉と白菜の中華蒸し】しっとり柔らか!冬白菜がとろける高タンパク中華おかず

東北めし_鶏むね肉と白菜の中華蒸し

仕事から帰ってきて、冷蔵庫を開けたら鶏むね肉と白菜だけがある。そんな夜、ありませんか?

鶏むね肉はパサつくから苦手、という声をよく耳にします。加熱しすぎると固くなる、家族に人気がない…そんな経験があって、鶏むね肉を買うのを少し躊躇してしまう方もいるのではないでしょうか。でも、片栗粉でコーティングしてから蒸し煮にすると、驚くほどやわらかくしっとり仕上がります。

白菜は東北の冬の野菜箱に欠かせない存在です。11月になると農家さんから大玉でもらったり、スーパーで半玉を買い込んだり、冬の間は常にどこかに白菜がある、という家庭が多いのではないでしょうか。そんな白菜と鶏むね肉を合わせて、生姜・にんにく・鶏ガラスープで蒸し煮にする中華風の一皿が、この記事でご紹介する「鶏むね肉と白菜の中華蒸し」です。

仕上がりはとろっとした白菜と、ふっくらジューシーな鶏むね肉の組み合わせ。ごはんにもお酒にも合う、冬の食卓の主役になる一品です。

ブログ執筆者
あらお さおり

荒生沙緒利
SAORI ARAO

  • 山形県アンバサダー@東北観光推進機構 東北PR局
  • フリーアナウンサー
  • 山形県酒田市在住

鶏むね肉と白菜の中華蒸しの完成写真
目次

鶏むね肉と白菜の中華蒸しとは|東北の冬白菜と鶏むね肉の黄金コンビ

私が暮らす山形県酒田市の冬は、長く厳しい雪の季節です。日本海側の寒風が吹きつけ、庄内平野の農家では秋のうちに野菜を大量に収穫・保存しておく習慣が今も残っています。その代表格が白菜です。

東北の白菜は、寒さの中でじっくり育つぶん甘みが強く、葉がしっかりしているのが特徴です。鍋に入れれば甘くとろけ、漬け物にすれば塩気と旨味がじんわり出る。煮ても焼いても炒めても美味しい、冬の万能野菜です。白菜が旬を迎える11月〜2月は、我が家の食卓にほぼ毎日白菜が登場します。

一方の鶏むね肉は、節約食材の代名詞でもありますが、実は調理の仕方次第で驚くほどリッチな口当たりになります。このレシピでは、そぎ切りにした鶏むね肉に下味をつけてから片栗粉をまぶし、表面をカリッと揚げ焼きします。そこに白菜と鶏ガラスープを加えて蓋をして蒸し煮にすることで、外はわずかに香ばしく、中はしっとりやわらかい仕上がりになります。

「蒸し煮」が鶏むね肉を変える

鶏むね肉がパサつく最大の原因は、加熱しすぎて水分が抜けてしまうことです。片栗粉でコーティングすることで肉の表面に薄い膜ができ、加熱中の水分の蒸発を防いでくれます。さらに白菜から出る水分と鶏ガラスープの中で蒸し煮にすることで、肉がスープを吸い込んでジューシーに仕上がるのが、このレシピの最大のポイントです。

生姜とにんにくの香りが食欲をそそり、ごま油が仕上げに中華らしい風味を加えます。鍋ひとつで完結するので、洗い物も少なく、忙しい平日の夕飯にも無理なく作れるのが嬉しいところです。

材料(2人分)|調理時間20分

材料分量
鶏むね肉1枚(約250g)
白菜1/4〜1/3玉
醤油(下味用)大さじ1/2
料理酒(下味用)大さじ1/2
しょうがチューブ3〜5cm
にんにくチューブ3〜5cm
片栗粉大さじ2〜3
大さじ1〜2
鶏ガラスープ(水で溶く)80〜100cc
醤油(仕上げ用)大さじ1/2
料理酒(仕上げ用)大さじ1/2
小さじ1/2
砂糖小さじ1/2
ごま油小さじ1

材料は冷蔵庫に常備しているものがほとんど。チューブの生姜とにんにくを使えば下ごしらえも手間なし。鶏ガラスープの素は、水に溶かして使う顆粒タイプで問題ありません。白菜は1/4〜1/3玉が目安ですが、多めに入れても美味しく仕上がります。

2人分のレシピですが、白菜をたっぷり入れれば3〜4人分のボリュームにもなります。白菜が余っているときはどんどん入れてしまいましょう。

作り方|片栗粉コーティングでしっとり仕上げる5ステップ

STEP1|鶏むね肉を切って下味をつける

鶏むね肉は斜めにそぎ切りにしてから、大きめの一口大に切ります。そぎ切りにすることで断面積が広くなり、下味が染み込みやすくなると同時に、加熱した際に縮みにくくなります。切った鶏むね肉をポリ袋またはボウルに入れ、醤油大さじ1/2、料理酒大さじ1/2、しょうがチューブ3〜5cm、にんにくチューブ3〜5cmを加えてよく揉み込みます。

揉み込む時間は2〜3分。しっかり揉むことで鶏肉に下味が行き渡り、生姜とにんにくの香りが肉の中まで入り込みます。時間があれば5〜10分置いておくと、さらに味が染みて美味しくなります。

STEP2|白菜を切っておく

白菜は縦4等分にしてから、そぎ切りでざく切りにします。葉の部分と芯の部分で火の通り方が違うので、芯は薄めに切っておくと全体が均一に火が通ります。白菜は加熱するとかさが大幅に減るので、「多いかな?」と思うくらいの量を準備して大丈夫です。

白菜の外側の葉は少し固いですが、今回は蒸し煮にするのでやわらかくなります。捨てずに使い切りましょう。

STEP3|鶏むね肉に片栗粉をまぶして揚げ焼きにする

下味をつけた鶏むね肉に片栗粉大さじ2〜3をまぶします。全体にしっかりコーティングされるよう、袋ごと振るか、ボウルの中でやさしく混ぜます。フライパンに油大さじ1〜2を入れて中火に熱し、鶏むね肉を並べて両面をカリッと揚げ焼きにします。

ここでは中まで完全に火を通す必要はありません。表面に薄く焼き色がついてカリッとすればOKです。この揚げ焼き工程で、片栗粉のコーティングが固まり、次の蒸し煮でも肉の水分が逃げにくくなります。

STEP4|白菜と鶏ガラスープを加えて蒸し煮にする

鶏むね肉と白菜の中華蒸しの工程:白菜と鶏ガラスープを加えて蒸し煮にする

揚げ焼きにした鶏むね肉の上に切った白菜をのせ、鶏ガラスープ80〜100ccを注ぎます。スープの量は白菜の量や好みに合わせて調整してください。薄めに仕上げたいなら100cc、少し濃いめのソース感が好きなら80cc程度が目安です。蓋をして中火で5分ほど蒸し煮にします。

蓋をして蒸し煮にしている間、白菜からもどんどん水分が出てきます。白菜がしんなりして透き通ってきたら、中まで火が通ったサインです。白菜の固さはお好みで調整してください。やわらかく煮崩れるくらいが好きな方はもう少し長めに、シャキシャキ感を残したい方は4分程度で仕上げても美味しいです。

STEP5|仕上げ調味料を加えてごま油で香りをつけて完成

蓋を開けて、仕上げ用の醤油大さじ1/2、料理酒大さじ1/2、塩小さじ1/2、砂糖小さじ1/2を加えて全体をやさしく混ぜます。塩は入れる前にまず味見をして、足りないと感じた場合のみ調整しましょう。最後にごま油小さじ1をまわしかけて完成です。ごま油の香りがふわっと立ちのぼり、一気に中華料理らしい本格的な仕上がりになります。

お皿に盛り付けてそのままでもいいですし、お好みで小ねぎを散らしたり、ラー油を少したらしたりしても美味しいです。

美味しく作るコツ|鶏むね肉をやわらかく仕上げる4つのポイント

  • そぎ切りで繊維を断つ
    鶏むね肉は筋肉の繊維が強く、そのまま切ると固くなりやすい。斜めにそぎ切りにすることで繊維が短く断たれ、やわらかく噛み切れる食感になります。
  • 片栗粉はしっかりコーティング
    全体にまんべんなく片栗粉がつくよう、揉み込むか振りかけるかして丁寧にコーティングしましょう。コーティングが薄いとジューシーさが半減します。
  • 揚げ焼きは中まで火を通さなくてOK
    表面だけカリッとさせて、あとは蒸し煮で仕上げるのがこのレシピの肝。揚げ焼きで完全に火を通そうとすると、蒸し煮でパサつく原因になります。
  • 仕上げの塩は必ず味見してから
    白菜から出る水分と鶏ガラスープの塩分が合わさると、想像より塩気が出ることがあります。仕上げ前に必ず味見をして、塩加減を調整してください。

鶏むね×白菜が体にうれしい理由|低脂質&ビタミンCで冬の体を守る

鶏むね肉は「最高コスパの高タンパク食材」

鶏むね肉は、同じ鶏肉でもモモ肉と比べると脂質が約3分の1以下という圧倒的な低脂質食材です。それでいてたんぱく質の量はほとんど変わらないため、ダイエット中やトレーニング中の方に特に人気があります。

  • 高タンパク・低脂質で筋肉の維持をサポート
    体を動かす筋肉の材料になるたんぱく質を、カロリーを抑えながらしっかり摂れます。冬の運動不足が気になる時期にも積極的に摂りたい食材です。
  • イミダゾールジペプチドで疲労回復
    鶏むね肉に含まれる「イミダゾールジペプチド」は、抗疲労効果があると研究されている成分。忙しい日常の疲れをサポートしてくれます。
  • 節約食材なのに栄養価が高い
    スーパーで常に手頃な値段で手に入る鶏むね肉。価格が安くても栄養価は優秀で、家計と体の両方に優しい食材です。

冬白菜はビタミンCと食物繊維の宝庫

白菜はあっさりしているため「栄養が少ない野菜」と思われがちですが、実はビタミンCを豊富に含む冬の優れた野菜です。特に寒さにさらされて育った東北の冬白菜は甘みが増すだけでなく、栄養がギュッと凝縮されています。

白菜のビタミンCは免疫力をサポートし、風邪が流行する冬の季節にこそ積極的に摂りたい栄養素です。また食物繊維も豊富で、腸内環境を整える効果もあります。低カロリーで満腹感が得られる点も、冬の体重管理に嬉しいポイント。鶏むね肉の高タンパクと白菜のビタミンC・食物繊維は、互いの良さを引き立て合う理想的な組み合わせです。

\離乳食にも使える無添加鶏ガラだし/

アレンジ|味変で飽きずに楽しむ3パターン

  • 豆腐をプラスしてボリュームアップ
    鶏むね肉と白菜を蒸し煮にする際、一口大に切った木綿豆腐を一緒に加えると、ボリュームが増してメインおかずとしての存在感が高まります。豆腐がスープを吸ってじんわり美味しくなります。
  • ラー油でピリ辛アレンジ
    仕上げにラー油を数滴たらすと、ピリッとした辛さが加わって大人向けの一品に変身。ごはんが進む味わいで、冷えた体もぽかぽかに温まります。
  • 春雨を加えて主食にもなる一皿に
    戻した春雨を蒸し煮の最後に加えると、スープをたっぷり吸ってメインおかずにもなる満足感のある一品になります。春雨が余ったときの活用レシピとしてもおすすめです。

白菜の代わりにキャベツや小松菜で作っても美味しくできます。冷蔵庫にある野菜で気軽にアレンジしてみてください。

鶏むね肉を使ったレシピや、白菜・野菜を活かした体に優しいおかずはこちらもどうぞ。
関連記事
【野菜たっぷりの鶏つみれ汁】〜副題〜
【鶏胸肉の味噌粕漬け】〜副題〜
【みそ野菜煮込み】〜副題〜

まとめ|冬の白菜と鶏むね肉で作る、やさしい中華蒸し

片栗粉コーティングで驚くほどやわらかく仕上がる「鶏むね肉と白菜の中華蒸し」をご紹介しました。東北の冬に常備されている白菜と、節約食材の代表・鶏むね肉がこんなに満足感のある一品になるとは、初めて作ったとき思いがけない感動がありました。

  • そぎ切り+片栗粉コーティング+蒸し煮で鶏むね肉がしっとりジューシーに仕上がる
  • 生姜・にんにく・鶏ガラスープの中華風の旨味が白菜によく染みる
  • 調理時間は約20分、フライパン1つで完結する手軽さ
  • 高タンパク低脂質の鶏むね肉×ビタミンCたっぷりの白菜で冬の体をサポート
  • 豆腐・春雨・ラー油などのアレンジで飽きずに楽しめる

冬の東北では、白菜が大量にある時期が長く続きます。そんな白菜の消費に悩んだとき、ぜひこのレシピを思い出してください。冬の白菜は煮れば煮るほど甘くなる。東北の寒さが育てた白菜の美味しさを、鶏むね肉と一緒に丸ごと味わえる一皿です。今夜の夕ごはんに、ぜひ作ってみてください。

東北めし_鶏むね肉と白菜の中華蒸し

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次