「あと一品ほしいけれど、カロリーは増やしたくない…」
夕食の準備中、そんなふうに悩むこと、ありませんか?
メインのおかずは決まったのに、副菜が思いつかない。かといって、揚げ物やマヨネーズ系のおかずを足すと、カロリーが気になってしまう。ダイエット中なら、なおさらです。
そんなときに頼りになるのが、こんにゃくとほうれん草のポン酢和え。茹でて和えるだけ、調理時間は約10分。材料費は2人分で100円以下という、お財布にも体にもやさしい副菜です。
この記事では、こんにゃくの臭みを取る下茹でのコツや、栄養面のうれしいポイントもあわせてご紹介します。

荒生沙緒利
SAORI ARAO
- 山形県アンバサダー@東北観光推進機構 東北PR局
- フリーアナウンサー
- 山形県酒田市在住

こんにゃくとほうれん草のポン酢和えの魅力|東北の食卓に欠かせないこんにゃく
この副菜の魅力は、なんといっても手軽さとヘルシーさの両立です。
- 茹でて和えるだけ、約10分で完成
- こんにゃくは100gあたり約5kcalの低カロリー食材
- 材料費は2人分で100円以下
- 冷蔵で2〜3日もつので常備菜にぴったり
- 味付けはポン酢だけ。調味料の計量もほぼ不要
ところで、こんにゃくは東北の食卓にとても身近な食材です。
私の住む山形県は、こんにゃくの消費が多いことで知られる県。芋煮にはこんにゃくが欠かせませんし、お祭りや観光地では、しょうゆで煮込んだ「玉こんにゃく」が串に刺さって売られています。地元では「玉こん」と呼ばれ、誰もが食べたことのある定番の味です。
煮物にも汁物にも、そして今回のような和え物にも。こんにゃくを日常的に食べる文化が、東北には根付いています。昔ながらの知恵が詰まった食材を、現代の時短レシピに活かしてみましょう。
材料(2人分)
| 材料 | 分量 |
| こんにゃく | 80g |
| ほうれん草 | 80g(約1/3束) |
| すりごま | 小さじ1 |
| ポン酢 | 大さじ2 |
こんにゃくは板こんにゃくでも糸こんにゃくでもOK。糸こんにゃくを使えば、切る手間が省けてさらに時短になります。
作り方|茹でて和えるだけの3ステップ
①こんにゃくを細切りにして下茹でする

こんにゃくは細切りにして、沸騰したお湯で2〜3分ほど下茹でします。茹で上がったらザルにあげて、そのまま冷ましておきましょう。
糸こんにゃくを使う場合は、袋から出して軽く水洗いし、食べやすい長さに切ってから同じように下茹でしてください。
②ほうれん草を茹でて水気を絞る

ほうれん草は、塩を入れた熱湯でさっと茹でます。茹ですぎると食感も栄養も損なわれるので、「さっと」が合言葉です。
茹で上がったらすぐに冷水にとり、色止めをします。粗熱が取れたら、水気をぎゅっと絞って4cm幅に切りましょう。
水気をしっかり絞ることで、和えたときに味がぼやけません。ここは少しだけ丁寧に。
③和えて、すりごまとポン酢をかける

ボウルにこんにゃくとほうれん草を入れて和え、すりごまを散らし、ポン酢をかけたら完成です。
食べる直前にポン酢をかけると水っぽくならず、味がしっかり感じられます。作り置きする場合は、ポン酢を別にしておくのもおすすめです。
美味しく作るコツ|こんにゃくの臭み取りがいちばん大事
こんにゃくの下茹では省略しない
こんにゃくには、製造過程で使われる凝固剤由来の独特な臭みがあります。「こんにゃくがちょっと苦手…」という方の多くは、この臭みが原因かもしれません。
下茹でをすると臭みのもとが抜けて、ぐっと食べやすくなります。さらに余分な水分も抜けるので、味が染み込みやすくなるという効果も。たった2〜3分の手間で仕上がりが変わるので、ここだけは省略しないでくださいね。
こんにゃくはしっかり冷ましてから和える
熱いままのこんにゃくとほうれん草を和えると、ほうれん草の色が悪くなり、水っぽくなる原因に。下茹でしたこんにゃくはザルにあげて、しっかり冷ましてから和えましょう。
急いでいるときは、ザルのまま広げておくと早く冷めます。その間にほうれん草を茹でれば、時間のロスもありません。
栄養とダイエット効果|低カロリーなのに満足感がある理由
こんにゃくは「グルコマンナン」が主役
こんにゃくのカロリーは、100gあたり約5kcal。ほとんどが水分でできていますが、注目したいのはグルコマンナンという水溶性食物繊維です。
- グルコマンナン
お腹の中で水分を吸って膨らむため、満腹感が続きやすい - 食物繊維
腸内環境を整え、お通じをサポート - 低カロリー
たっぷり食べてもカロリーはごくわずか
「ダイエット中はお腹が空いてつらい」という悩みに、こんにゃくはまさにうってつけ。かさ増ししながらカロリーを抑えられる、心強い食材です。
ほうれん草は「鉄分+葉酸」で女性の味方
ほうれん草は、緑黄色野菜の代表格。特に女性にうれしい栄養素が豊富です。
- 鉄分
不足しがちなミネラル。貧血気味の方は意識して摂りたい栄養素 - 葉酸
血液を作るサポートをするビタミンB群の一種。妊娠を考えている方にも大切 - β-カロテン
体内でビタミンAに変わり、肌や粘膜の健康を支える
さらに、すりごまを加えることで、ごまのビタミンEや良質な脂質もプラスされます。β-カロテンは油分と一緒に摂ると吸収が良くなるので、ごまとの組み合わせは理にかなっているんです。
\ゆず香る村のポン酢で味が決まる/
アレンジいろいろ|飽きずに食べ続けられる
シンプルなレシピだからこそ、アレンジの幅も広いのがこの副菜のいいところ。気分に合わせて変化をつけてみてください。
- ツナを加えてボリュームアップ
ノンオイルのツナを加えれば、たんぱく質がプラスされて食べごたえのある一品に。お弁当のおかずにも。 - ラー油をたらしてピリ辛おつまみに
ポン酢にラー油を数滴。さっぱり+ピリ辛で、お酒に合う味わいになります。 - かつお節で旨味アップ
仕上げにかつお節をひとつかみ。だしの風味が加わって、ごはんに合う和の副菜に。 - ほうれん草を小松菜に替えて
小松菜なら下茹で後のアク抜きが控えめでOK。シャキシャキ食感も楽しめます。
常備菜として多めに作っておけば、その日の気分でアレンジを変えられます。冷蔵庫で2〜3日保存可能なので、週の前半にまとめて作っておくのもおすすめです。
この副菜は、あたたかい冬のメインと組み合わせると献立がまとまります。
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まとめ|こんにゃくとほうれん草のポン酢和えで「あと一品」もダイエットも解決
こんにゃくとほうれん草のポン酢和えは、茹でて和えるだけ・約10分・100円以下で作れる、頼れる救済副菜です。
- こんにゃくは100gあたり約5kcal。グルコマンナンで満腹感もサポート
- ほうれん草の鉄分・葉酸は、女性に特にうれしい栄養素
- こんにゃくの下茹でだけは省略しないのがおいしさのコツ
- 冷蔵2〜3日保存OK。作り置き・常備菜として活躍
山形をはじめ、東北の食卓で昔から親しまれてきたこんにゃく。低カロリーで食物繊維たっぷりという特長は、現代のダイエットや健康づくりにこそ活きてきます。
「あと一品どうしよう」と迷った日は、ぜひこのポン酢和えを思い出してください。体にやさしくて、お財布にもやさしい。そんな一皿が、毎日の食卓をそっと支えてくれますよ。

